東京都で初の里親支援センターが贈る特別な展示
東京都世田谷区にある社会福祉法人東京育成園が運営する、初の里親支援センター「ともがき」が、特別なイベント「里親家庭の 子どものきもち、大人の気持ち展」を開催します。この展示は、10月4日の「里親の日」に合わせて行われるもので、里親家庭に関わる様々な人々の気持ちを紹介します。
イベントの目的と意義
今回の展示の大きなテーマは、「気持ち」です。里親家庭で生活する子どもたちや、実際に子どもを里親に預けることになった親、さらには里親家庭で育つ実子など、さまざまな立場の人々が抱く気持ちに焦点を当てます。それぞれの立場から見える感情を知ることで、里親制度に対する理解が深まることを目指しています。
展示内容
展示は4回目を迎える今年、「子どもの気持ちを追体験」という新たな試みを導入しています。来場者は、里親家庭での子どもたちの心の変化を時系列で追うことができ、より深い理解を得られるでしょう。また、里親が里親になる前の自分に宛てた手紙や、実親の背景、実子の気持ちなど多様な視点からのメッセージも展示されます。
イベント情報
- - 開催日時: 2025年10月4日(土)11:00-21:00、10月5日(日)11:00-19:00
- - 開催場所: BONUS TRACK GALLERY1 / LOUNGE / 本屋B&B (東京都世田谷区代田2-36-15)
- - 入場料: 無料
- - 主催: 社会福祉法人 東京育成園 里親支援センター ともがき
フェアと体験談
展示に併せて、ブックフェアも開催されます。「里親制度」や「セルフケア」、「こころの理解」をテーマに選ばれた書籍が紹介され、来場者はその中から自分に合った本を選ぶことができます。さらに、10月4日には、里親家庭での生活経験を持つ方々をゲストに招いた体験談お話し会も行われ、参加者は直接話を聞くことで理解を深められる機会があります。
映画上映も予定
10月5日には、映画「わたし、生きてていいのかな」の上映が予定されており、この映画は「社会的養護」の背景と現状を描いた作品です。上映後には感想をシェアする時間も設けられており、映画を通じて子どもの気持ちや実親の立場について考える機会が提供されます。
まとめ
この展示を通じて、様々な立場の人々がどのような気持ちを抱いているのかを知ることができる貴重な機会です。多様な感情に触れ、里親制度に対する理解を深めることで、里親家庭がより身近な存在として感じられるようになるかもしれません。ぜひ、展示に足を運んでみてはいかがでしょうか?