PIXTAが新たに機械学習用路面標示画像データセットの販売を開始

PIXTA、路面標示画像データセットを販売開始

ピクスタ株式会社（東京都渋谷区）の運営する写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA」では、機械学習のニーズに応えるために日本国内で撮影された「路面標示画像データセット」の販売を開始しました。このデータセットは、主に自動運転技術の開発やADAS（先進運転支援システム）向けの画像認識AIに役立ちます。

路面標示画像データセットの詳細

名称

- 路面標示画像データセット

データ数

- 500点

価格

- 49,500円（税込）

> アノテーションサービスはオプションとして提供、相談可能です。

撮影場所

- 日本国内の道路

構図

- 正面または斜めから撮影

内容

- 日本国内の道路に描かれた表示（道路標示や区画線）の画像
- 規制標示と指示標示の20種類の画像を含む

特徴

- 商用利用可能
- 撮影者からの機械学習用データ活用の許可を得ています

購入方法

購入は専門のリンク【お問い合わせ】から希望のデータを選定のうえ、連絡をお願いします。

想定される用途

このデータセットは、自動運転車の開発に関連した以下の用途で使用されることが想定されています。

- 自動運転画像認識AIの開発
- 路面情報に基づく運転制御判断の自動化
- ドライバー向けの警告やナビゲーション支援AI開発
- 交通インフラの維持管理を支援するAI
- 標示の劣化検出や更新判断のサポート
- 標示の有無や種類の自動分類

提供の背景

AI技術の進化や大手企業の参入により、自動運転やADASの開発が加速しています。これらの技術では、車両が周囲を認識するために路面標示の情報が不可欠です。車線の維持や交差点での停止、進路の選択など、高度な運転機能が路面標示に依存しています。

近年のAIの性能向上に伴い、認識精度が飛躍的に向上していますが、効果的な学習に必要な多様なデータを確保することが難しい状況です。日本特有の交通環境に特化したデータが不足しており、その収集には多大な時間と労力がかかります。

PIXTAは、日本の風景を豊富に扱う特長を活かし、2025年5月から「道路標示データセット」の販売をスタート。数多くのAI開発企業からの反響を受け、今回新たに路面標示の画像をデータセットとして提供することになりました。今後もAI技術の進展に対応したデータの迅速な提供を進め、日本全国のAI関連企業を支援していく方針です。