森林保全活動に取り組むオンワードホールディングス
高知県は日本一の森林率を誇り、サステナブルな取り組みを強化しています。その中で、株式会社オンワードホールディングスが高知県が推進する「協働の森づくり事業」に参加し、「土佐山 オンワード “虹の森”」を拠点に森林保全活動を行いました。参加したのは、会社のグループ社員23名です。
森と地域の共生を目指す
本事業は、高知県の壮大な自然と企業が地域と共に協力しながら、森林の再生や地域の交流を深めることを目標としています。オンワードは2008年にこの協定を締結し、17年にわたり活動を行っています。タレント企業のモデルケースとなるべく、持続的な森林利用を目指しています。
活動実施の詳細
2025年10月9日と10日の2日間、高知市にある「虹の森」で活動が行われました。初日には間伐が必要とされる樹木の伐採に従事しました。二日目には、高知県林業環境政策課による講義を受講し、間伐の重要性や森林の役割についての知識を深めました。また、ヒノキを使用したトレイ作りのワークショップも行われ、地域の人々との交流もありました。
社員の体験と学び
参加した社員は、間伐がいかに生態系や地球温暖化に影響を与えるかを実感し、循環利用のプロセスについても理解を深めたと語っています。「植える」「育てる」「間伐する」「適材適所で使う」というサイクルが、自然と人間社会にとっていかに重要であるかといった気付きがあったとのことです。
別の参加者は、間伐の重要性を改めて認識し、その労働の意義を感じたことを強調しました。また、多様な職種や部署のメンバーとともに活動できたことで、交流の大切さを実感したとも述べています。
これからの目標
オンワードホールディングスは、今後も「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」というミッションに基づき、持続可能な森林保全活動を推進していく方針です。地域との相互作用を大切にしながら、びた一滴の水が大河へと流れ込むかのように、社会全体に良影響を及ぼすことを目指します。
豊かな森林と地域社会の関係
高知県の「協働の森づくり事業」は、地域と企業の連携が不可欠です。参加する社員は、この貴重な体験を通じて多くの知識や技術を学び、それを会社外のパートナーやお客様に伝える役割も担っています。こうした活動は、森林の保護だけでなく地域社会の活性化にも寄与します。
協定の概要
- - 協定者: 高知県、高知市、株式会社オンワードホールディングス
- - 協定森林名称: 土佐山 オンワード “虹の森”
- - 所在地: 高知県高知市土佐山東川イボ瀧1172-1 他
- - 面積: 85.64ha
- - 協定期間: 2024年4月1日から2027年3月31日まで
このように、持続可能な環境保全は企業と地域が一体となって進めていくべき義務です。今後もオンワードホールディングスは、環境への貢献を重視した企業活動を続けていきます。