東京都心に最大級のデータセンター建設開始、デジタルインフラ整備が加速

東京都心に最大級のデータセンター建設開始

FLOWデジタル・インフラストラクチャーが、東京都心において新しいデータセンターの建設を開始したとのニュースが舞い込みました。このデータセンターは、今後デジタルインフラの整備を進める上で、重要な役割を果たすことが期待されています。新設される施設は、TK7とTK8の2つの棟で構成され、それぞれのIT負荷は合わせて30MWに達する見込みです。

2027年にはサービス開始予定

特に注目されるのは、第一棟目のTK7で、2027年第1四半期にはサービスを開始する予定です。日本はアジア太平洋地域の中でも、多くの投資機会を提供するティア1データセンター市場の1つとして、成長を続けています。市場全体は、この流れに乗じて、2027年までに年平均成長率（CAGR）が約10.8%に達すると予想されています。

また、首都圏におけるハイパースケール・コロケーション市場についても、2024年から2029年にかけて17%という高い成長率が見込まれています。このような中でTOkyoは、デジタルインフラを支える重要な拠点となるでしょう。

デジタル経済の成長をサポート

FLOWのデータセンターは、大手町や豊洲といった既存のデータセンターの集積地に近く、首都圏のデジタルエコシステムを支える大規模なコロケーション型データセンターとなる予定です。これにより、日本におけるデジタル経済の急成長に対応するため、より柔軟かつスケーラブルなソリューションを顧客に提供することが期待されています。

FLOWのCEOであるサンジャイ・ゴエル氏は、「この開発は、私たちのアジア太平洋地域における事業拡大の重要な節目であり、日本市場を優先するコミットメントを反映しています。私たちは、東京都心エリアでの容量ニーズに応じたサービスを提供し、複雑化する需給に応じた解決策を提供したい」とコメントしています。

日本とアジア太平洋のネットワークを拡充

新たに建設されるTK7及びTK8のデータセンターの追加により、FLOWのポートフォリオは、現時点と今後計画される170MW以上のITキャパシティを誇り、日本、韓国、フィリピン、マレーシアといった地域における11の資産を一体的に拡大することになります。このような動きは、各国におけるデジタルインフラ整備に大きな影響を与えることでしょう。

アジア太平洋地域の重要性

FLOWデジタル・インフラストラクチャーは、アジア太平洋地域において、高成長が見込まれる市場全体におけるハイパースケール、クラウド、エンタープライズデータセンターに対する投資、開発、運営を行っています。日本においても、今後ますますデジタル経済が発展していく中、同社の取り組みは、経済全体の成長を支える基盤になると考えられています。

さらに、FLOWはアジア太平洋地域の大手投資会社であるPAGのリソースを活用し、顧客中心のアプローチで極めて重要なインフラソリューションを提供しています。

ぜひ、FLOWの動向から目が離せません。デジタルインフラの充実に向けた新たな挑戦が、今始まろうとしています。