シダックスがノウフクの日に連動した特別メニューを提供

シダックスが「ノウフクの日」に合わせた特別メニュー提供へ

今年、新たに制定された「ノウフクの日」に関連して、シダックスコントラクトフードサービス（以下、SCF）が特別メニューを提供する取り組みを発表しました。このメニューは「きくらげとトマトの卵炒め」で、全国の丸井グループの社員食堂にて2024年12月6日（金）に提供される予定です。

農福連携の意義とは

「農福連携」とは、障がい者が農業に関与することで、自身の自信や生きがいを育むことを目的とした取り組みです。最近では、農業の労働力問題や高齢化に対するソリューションとして注目されています。政府もこの動きを受けて、11月29日を「ノウフクの日」と定め、全国的な運動を推進することを決定しました。2024年には、「ノウフクウィーク」として、賛同する企業や団体と共同で様々な活動を展開する予定です。

特別メニューの内容

提供される「きくらげとトマトの卵炒め」は、滋賀県にてノウフクJAS規格を取得したきくらげを使用しています。このきくらげは、甲西陸運株式会社の施設内で育てられ、国産のみを使用しているため、安全性も確保されています。主菜として喫食者に親しみやすいメニューであり、約1,800食が提供される予定です。

シダックスの取り組みと背景

SCFは、食事提供を通じて農業の担い手不足という社会課題の解決を目指しています。2011年には、障がい者雇用を促進する特例子会社であるシダックスオフィスパートナーを設立し、SDGsが採択される前からこの取り組みを続けています。また、丸井グループの社員食堂にて障がい者スタッフの定着支援を行ってきました。この背景から、両社が協力し、ノウフクウィークの活動に連動する特別メニューの提供を実現しました。

丸井グループからのコメント

丸井グループは、社員食堂を通じた社会貢献の一環として、シダックスによるノウフクウィーク連動メニュー制度に共感し、積極的に協力しています。人事部の金原様は「当社は開発途上国の子どもたちと食事を分かち合うメニューを提供しており、今回の取り組みもその延長にある」と話しています。

まとめ

シダックスは「安心・安全」の食材を通じたDE&Iの推進に尽力しており、農業の担い手不足や社会課題の解決に向けた啓発活動を展開しています。この「ノウフクウィーク2024」における取り組みは、食を通して農福連携の理解を深める良い機会となることでしょう。今後もこのような活動が広がり、より多くの人々が農福連携の重要性に気づくことを期待しています。