ハイレゾ資金調達
2025-07-04 11:39:21

ハイレゾ、豊田通商と提携し第三者割当増資を実施

ハイレゾ、豊田通商との提携で新たな挑戦へ



株式会社ハイレゾは、豊田通商株式会社を引受先とした第三者割当増資を行い、資金調達を実施しました。このニュースは、IT業界におけるデータ処理のニーズが急増する中、国内外での戦略的な成長を目指すための重要な一歩です。

資金調達の背景と目的


その主な目的は、スーパーコンピュータ級のGPU計算環境を備えたデータセンターの構築を加速することです。特に、生成AIの普及やMI(マテリアルインフォマティクス)、医療画像処理などの大規模データ処理の需要は急速に拡大しています。この結果、高度なGPU計算力を有するデータセンターの必要性が一段と高まっています。

国内における需要に加え、アジア地域ではさらなる市場ニーズが急増。日本市場がアジア圏における重要な拠点として認識されている中で、今回の出資によってハイレゾは、豊田通商との連携を通じて海外販路の拡大に力を入れていく方針です。

豊田通商の声明


豊田通商株式会社のデジタルソリューション本部CEO、松﨑英治氏は、「我々は、GPUクラウドサービス『GPUSOROBAN』を展開するハイレゾに出資することになりました。生成AIの普及やデータ処理の需要が急増している中で、有望なパートナーとの連携を強化することは重要です」と述べています。

また、過去の協業を通じて両社は既に関係を築いてきましたが、今回の出資により、さらなる「シナジーの創出」を目指すと強調しました。これにより、成長が見込まれる生成AIやLLM(大規模言語モデル)開発領域において、両社の強みを通じた支援が可能となります。

ハイレゾの志倉社長のコメント


ハイレゾの代表取締役、志倉喜幸は次のようにコメントしています。「豊田通商との協力に感謝しつつ、この出資を我々のビジョン—計算力で新たな産業の地平を切り拓き、次世代の社会インフラを構築する—に対する評価として深く受け止めています。今後も日本をアジア、さらには世界の『計算センター』として位置付けることを目指し、全力で取り組んでいきます。"

GPUSOROBANの特徴


「GPUSOROBAN」は、画像生成AIや大規模言語モデルのためのGPUクラウドサービスであり、データセンターの運営にかかるコストを抑えつつ、高性能なNVIDIA GPUを低コストで提供しています。これによって、幅広い業界、例えばIT業界や製造業、大学の研究機関などがこのサービスを活用しています。

地域展開と将来性


ハイレゾは国内でも最大級のGPUデータセンターを運営し、今後の成長に向けての新たな拠点も予定されています。既に石川県志賀町でのサービス開始を経て、2024年には香川県高松市でAI開発用のGPU専用データセンターを開設する準備が進められています。また、廃校を活用したデータセンターの新設も計画されており、地方創生と生成AIの発展を目指しています。

このように、ハイレゾは豊田通商の支援を受けながら、国内外での成長戦略を明確にし、ITインフラの強化に注力しています。今回の資金調達を契機に、ますますその勢いを増すことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ハイレゾ
住所
東京都新宿区市谷田町3-24-1
電話番号
03-6775-7888

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