NEXCO東日本とAUBA、共創パートナーを発表
2025年の新たな挑戦に向けて、NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)とeiiconが運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」にて、『E-NEXCO OPEN INNOVATION PROGRAM 2024』の共創パートナーが発表されました。今回のプログラムは、高速道路の新しい価値の創造を目指します。
オープンイノベーションの重要性
NEXCO東日本は、全国の高速道路とサービスエリアを管理するインフラ企業です。その役割は、地域と地域をつなげるための快適な移動体験を提供することにあります。しかし、交通事情や環境問題など現代社会が抱える課題は日々変化しており、ただ必要なインフラを整備するだけでは不十分です。そこで、オープンイノベーションが重要な鍵となります。
ひとりの発想や技術の限界を超えるためには、外部の企業や技術との連携が不可欠です。NEXCO東日本は、AUBAを通じて、多様なテクノロジーを持つ企業と共に新たな価値を創出する取り組みをしています。
採択された共創パートナー4社
本プログラムでは、127件もの応募があり、その中から以下の4社が採択されました。各社が提案した内容は、革新的であると同時に、現実のニーズに応えるものです。
1. 株式会社アーバンエックステクノロジーズ
AIによる区画線剥離率測定システムの提案。スマートフォンを活用して、交通安全に寄与する新たな技術の実証が期待されます。
2. インフラストラクチャーテクノロジーズ株式会社
AIを用いた構造物の高精度な劣化診断技術。これにより、高速道路の安全性を向上させるためのテクノロジーが試行されます。
3. 株式会社エアロジーラボ
長距離自律飛行ドローンによる防災管理支援。災害時の迅速な情報収集を可能にする革新的なアプローチです。
4. ジオフラ株式会社
おでかけエンタメアプリとカプセルトイを活用した地域回遊の促進提案。高速道路利用者に新たな楽しみを提供します。
今後の展開
これらの採択企業とともに、提案内容のさらなるブラッシュアップや実証実験の計画が進められます。具体的には、総額2500万円のサポート費用を活用して、各企業が提案した技術の実現を目指します。これにより、高速道路の利便性や安全性が向上し、より快適なドライブ体験が提供されるでしょう。
未来の高速道路像
自動運転やドローン技術が進化する未来において、高速道路やサービスエリアはどのような役割を果たすのか。その問いに対する答えを見つけるため、NEXCO東日本は社会課題や環境問題に対応した新たな価値提供を検討しています。サステナビリティを重視した事業運営が求められる今、地域とともに歩む高速道路の未来像が切り拓かれるでしょう。
まとめ
NEXCO東日本とeiiconが推進するオープンイノベーションプログラムは、今後も様々な事業を通じて多くの企業との連携を深めていくことが期待されています。地域連携や次世代の移動体験の向上に向けて、これからの展開に注目したいところです。