透明書店が無人営業の新たな取り組みを開始
東京都台東区に位置する「透明書店」が、無人営業および古本買取のサービスを本格的にスタートしました。運営しているのは、フリー株式会社のグループ会社である透明書店株式会社で、スモールビジネスの新たな試みとして注目を集めています。
無人営業の背景
近年、店舗型ビジネスではテクノロジーを駆使した無人営業が増加傾向にあります。その理由は、店舗の営業時間に依存せずに売上を確保できるためです。特に、運営資金が限られているスモールビジネスにとって、営業日によって売上が不安定になることは大きな痛手となります。透明書店では、3月末より無人営業のテストを行い、予想以上の顧客の訪問を受けて本格的な運営を決定しました。
無人営業は月曜日と木曜日から日曜日の19時から翌12時まで、火曜日と水曜日は終日利用できる形でスタートします。無人営業の特徴は、クレジットカードやQRコード決済が利用可能である一方、現金での支払いは受け付けていない点です。
古本買取の新サービス
さらに、透明書店は古本の買取開始もアナウンスしました。3月から既に古本の販売を行っていましたが、freeeが提供する「freee許認可」を活用して古物商許可証を取得。これにより、古本の買取サービスが新たに始まります。
古本買取開始を記念して、4月11日から5月6日までの期間中は、通常の買取価格から2倍の値段で買取が行われるキャンペーンも実施されます。古本を持ち込むチャンスを逃さないようにしましょう。
透明書店の理念
透明書店は「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションを掲げています。経営の裏側や実際の体験を率直に発信し、同じように挑戦する経営者たちの励みとなることが目的です。店内にはおよそ3,000冊の本が並び、様々なジャンルの「ちょっとした刺激」を提供しています。また、AI技術を活用した副店長「くらげAI」が、訪れた客におすすめの本を紹介したり、雑談の相手をしてくれるユニークな体験も提供しています。
バラエティ豊かな書籍を通じて、多くの人々に新しい価値を提供し続ける透明書店の挑戦は、今後も多くの人々の関心を惹きつけること間違いありません。ぜひ、蔵前に訪れてみてはいかがでしょうか。
透明書店へのアクセス
- - 所在地:東京都台東区寿3-13-14-1F
- - 交通アクセス:大江戸線蔵前駅A5出口より徒歩1分
今後も、透明書店は多彩な施策やサービスを展開し、スモールビジネスを支える本屋として、地域に貢献していくことでしょう。