エキップがAI分析プラットフォームFlyleを導入しサービス向上を図る

株式会社エキップが、AIインサイト分析プラットフォーム「Flyle」を導入し、顧客の声をより深く理解するための取り組みを行っています。

導入の背景

エキップは、化粧品ブランドRMKやSUQQU、athletiaを展開し、「良い物づくり」と「良いサービス」にこだわる花王グループの一員です。同社が大切にしているのは、お客様一人ひとりの声に耳を傾ける文化。とはいえ、毎月約1万件に達するアンケートの声の分析には課題が山積でした。

特に、日本語特有の文脈やニュアンスを正確に把握しきれず、顧客ニーズを深く理解することが難しかったのです。さらに、分析に要する工数が非常に高く、ブランドごとのレポート作成だけで1週間を要することが業務のボトルネックとなっていました。

Flyle導入の決断

これらの問題を解消すべく、エキップのDX推進部はAIインサイト分析プラットフォーム「Flyle」の導入を決定しました。このプラットフォームは、日本語のニュアンスを的確に扱う能力と、業務の運用負荷を軽減する利便性を兼ね備えています。

具体的には、Flyleが提供するAI分析は、フリーコメントを精緻に理解し、顧客の熱量や価値実感を可視化することに成功しました。これにより、従来1週間かかっていたレポート作成が1日で完了するようになり、業務の効率化が実現しました。

導入効果と文化の変化

Flyleの導入後、エキップでは部門間でお客様の声を迅速に共有できるようになり、サービス改善や商品開発に繋がる文化が浸透してきました。お客様のフィードバックを「自分ごと」として捉える姿勢が強化され、改善サイクルが加速しているのです。

実際、株式会社エキップのDX推進部の戒能美由紀氏は、「文脈を踏まえた分析が可能になり、業務の効率化も実現しました」と語るように、Flyleを活用することで顧客の声を最大限に活かす運用ができるようになったと述べています。

Flyleについて

Flyleは、音声やテキストを高度に分析・分類する機能を持つ次世代AIプラットフォームです。コールログやレビュー、アンケート、SNSのコメントなどを一元的に処理し、事業改善に繋がる洞察を得るための強力なツールです。

データの分析支援に加え、トレンド検知やクラスタリング、エンタープライズに必要なセキュリティまで完備。企業が抱える非構造化データの分析を簡素化し、業務改善のサイクルを構築するための仕組みを提供しています。詳細は、Flyleの公式サイトをご覧ください。