Dkitto-Columnの魅力
2025-03-27 17:47:19

木鋼ハイブリッド耐火柱『Dkitto-Column』の登場で環境配慮が加速

木材を使用した新たな耐火柱『Dkitto-Column』



大和ハウス工業株式会社が開発した木鋼ハイブリッド耐火柱、『Dkitto-Column(ディキットコラム)』は、建材の新しい可能性を開いています。この耐火柱は、事務所など9階建てまでの中高層建築物に採用可能で、1.5時間の耐火性能を持つことが認定されています。これにより、デザインと安全性を兼ね備えた持続可能な建築が実現します。

特筆すべきはこの耐火柱が、木材の樹種に関する制限を受けないという点です。従来の建材では限られていた選択肢を広げ、地域で産出される木材を取り入れることも容易になりました。さらに、軽量で強靭な鋼材と炭素固定効果を持つ木材を組み合わせたこの柱は、従来の柱材と比べて製造時のCO2排出量を117kg削減できるという環境貢献も実証されています。

環境への取り組み



大和ハウスグループは、2050年のカーボンニュートラル達成に向けたプロジェクトとして『Future with Wood(フューチャー・ウィズ・ウッド)』を発足しました。このプロジェクトの中で、温室効果ガスの固定化や森林資源の循環利用を進めていく方針です。『Dkitto-Column』はその一環として開発され、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

CEOの芳井敬一氏は、「木材の利用がもたらす温かみと、耐火性の安全性を融合させることで、より快適で環境に優しい空間が実現できる」と強調しています。これにより、森や環境を大切にしながら、安心して暮らせる住環境を提供することができるのです。

東京都との連携



『Dkitto-Column』を搭載した環境配慮型事務所は、東京都の「環境性能向上支援事業」を活用して開発されました。この取り組みは、脱炭素社会の実現を目指す東京都の政策に沿ったものであり、中小規模建物の省エネや断熱性の向上を促進しています。

この支援事業を通じて、まずは自社施設に導入したのち、全国の顧客に向けて販売を開始します。『HTT(H:電力を減らす、T:つくる、T:ためる)』アクションにも貢献し、未来の持続可能な社会を築く一助となることを目指します。

まとめ



大和ハウス工業が手掛ける『Dkitto-Column』は、耐火性能の向上、CO2削減、そして地域材の利用促進といった多方面での効果をもたらします。企業としての責任を果たす取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指す大和ハウス工業の姿勢は、多くの支持を集めることでしょう。今後の展開にますます期待が高まります。


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会社情報

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大和ハウス工業
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