建設現場の情報集約
2025-07-28 08:19:06

株式会社Back Cast.Design、建設現場の情報を集約する新たな取り組みを発表

株式会社Back Cast.Designの新たな挑戦



2023年7月25日、株式会社Back Cast.Designが資金調達を完了し、建設現場の情報集約を進めるための工程計画ツール「Back Cast」の開発に意欲を燃やしています。同社は、東京都渋谷区に本社を構えており、代表取締役の北敬介氏が率いるスタートアップです。

資金調達の背景と目的



建設業界においては、日々膨大な情報が蓄積されていますが、それらを使いこなすことができずにいる企業が多いのが現実です。Back Castは、この情報をプロジェクト単位で「ナレッジ」として活用することを目指しており、これまでの建設DX(デジタルトランスフォーメーション)に新しい価値を提供しようとしています。従来の技術が効率化を目指していたのに対し、Back Castは「建設2.0」によって、データがプロジェクト内で流通し、全体を最適化することを狙いとしています。

特に、仮設IT計画という新たな支援サービスが注目を集めています。この計画では、現場に応じたITインフラの整備とITコンサルタントの派遣を組み合わせ、情報をリアルタイムで集約する仕組みを構築します。

今後の展開



今回の資金調達を利用して、Back Castは以下の4つの取り組みを行います:
1. Back Castプロダクトの改良とデータ集約機能の強化。
2. 仮設IT計画の本格展開のための人員補充。
3. 建設業界内での認知度を高めるため、展示会への出展などを計画。
4. ハードウェアや既存の建設ツールとの連携開発によるユーザーエクスペリエンス(UX)の向上。

プロダクトの概要



「Back Cast」は、エンジニアリングプロジェクトの工程とタスクをデータベース化するSaaS型の工程管理ツールです。これにより、チーム内での知識の共有が容易になり、作業効率が向上します。これまでの属人的な知識を超え、現場全体の生産性を高めます。

また、仮設IT計画は、現場の状況をリアルタイムで可視化するためのITインフラを整備し、円滑な情報運用を実現します。このプロセスによって、現場での情報伝達が迅速化され、重要なナレッジのデータベース化が進みます。

企業の目指す未来



株式会社Back Cast.Designの代表である北敬介氏は、建設現場の情報活用に対する強い思いを持っています。彼は元々現場監督として活動していた経験から、リアルタイムでの情報把握の重要性を強く感じており、事業を通じてこのビジョンを実現しようとしています。この取り組みが成功すれば、建設業界の“知的生産性”が大きく向上することは間違いありません。中長期的には、中・大規模な建設プロジェクトにおけるパートナーサービスの確立を目指して新たな工種「仮設IT工事(計画)」を普及させる計画です。

このように、Back Cast.Designは建設業界に新しい風を起こそうとしています。展示会などを通じて、さらなる認知拡大を進め、他のツールやハードウェアとの連携開発も進めていく予定です。これにより、業界全体のデジタル化の波に乗り、建設プロジェクト全体が一つの“ナレッジエンジン”として機能する未来を目指しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社BackCast.Design
住所
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C
電話番号
090-4325-5567

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。