2024年5月、島根県立大学浜田キャンパスで開催された国際会議で、国際コミュニケーションコースの学生22人が大会運営をサポートしました。
学生たちは、空港での出迎えからホテルへの案内、会議期間中の通訳、小学校訪問の企画運営、異文化交流イベントの企画運営まで、多岐にわたる業務をこなし、会議の成功に大きく貢献しました。
会議には、アメリカ合衆国、ドミニカ共和国、南アフリカ、ポーランド、オランダ、イングランド、中国など、世界各国から参加者が集まりました。
学生たちは、事前に英語研修やロールプレイングなどを重ね、万全の準備で臨みました。
参加者の中には、初めての日本訪問という人も多く、学生たちは英語で丁寧に説明したり、通訳を務めたりすることで、参加者との距離を縮めました。
特に印象的だったのは、会議参加者が日本の小学校を訪問するイベントです。学生たちは、参加者が日本の小学校の給食や掃除、昼休みの自由時間の様子を視察できるように、会場を誘導し、給食配膳を行いました。また、好奇心旺盛な小学生の質問責めにあっている参加者の通訳を務め、異文化交流を促進しました。
学生たちは、この経験を通して、英語力だけでなく、おもてなし精神や異文化理解の大切さを実感したようです。
国際コミュニケーションコースの江里友香さんは、「海外からこられた先生方に日本文化をわかりやすく説明することや、小学生も理解できるような英語にすることを工夫した。授業で学んだコミュニケーションの技術を実践することができた」と語っています。
田中美乃里さんは、「オンラインで出会ったことがある人と実際に出会えて、とても嬉しかった。たくさんの人たちと英語で話ができた」と交流の喜びを語っています。
本森美好さんは、「この会議でボランティアするために、4月からたくさんの準備をしてきましたが、会議が始まる直前は、英語を上手に話せるか不安でした。でも気付いたら夢中になって英語で話していました」と英語を話す楽しさを語っています。
陰平涼太さんは、「この学会には世界中の人たちが参加していて、英語が世界標準になっていることを改めて認識した。アメリカの大学院に進学してもっと自分の英語を磨いていきたい」と意欲を見せました。
木村大輝さんは、「英語を母国語としない人たちもとても流暢に英語を話していた。来年は社会人になるので、グローバルに活躍できるよう英語だけでなくいろいろなことを学びたい」と成長の必要性を語りました。
江口真理子コース長は、「学生たちはホスピタリティあふれる仕事をしてくれた」と学生の貢献を労いました。
今回の国際会議での学生たちの活躍は、島根県立大学国際コミュニケーションコースの教育の成果を物語っています。
同コースでは、英語力だけでなく、異文化コミュニケーションや対人コミュニケーションの理論や技術を学ぶことで、学生たちはグローバルな社会で活躍できる人材へと成長しています。
今回の経験を通して、学生たちは、英語を話すことへの自信、おもてなし精神、異文化理解を深め、さらに成長したのではないでしょうか。
国際会議という舞台で、学生たちが積極的に行動し、世界の人々と交流することで、国際的な視野を広げ、将来への夢を膨らませたことは素晴らしいことです。
学生たちの活躍は、大学にとっても大きな喜びであり、地域社会にとっても大きな刺激になるでしょう。
今後も、島根県立大学国際コミュニケーションコースの学生たちが、世界で活躍できる人材として成長していくことを期待しています。