将棋の戦略で企業の介護離職問題を解決するセミナー開催

将棋の戦略で組織課題を解決！

日本の伝統文化である将棋を通じて、企業の介護離職問題に新たな解決策を提案する『将棋式組織開発セミナー』が、11月29日に高槻市で開催されます。このセミナーは、プロ棋士の思考法を活用し、参加者が共に課題を解決する場を提供します。

セミナーの背景

近年、介護を行いながら働くビジネスケアラーが増加し、その数は約365万人にも達しています。年間で10万人以上が介護のために離職を余儀なくされており、これは企業にとって大きな経営リスクとなっています。この問題は、福利厚生の不足だけでなく、社員が助けを求められないという組織のコミュニケーション不足や、機能不全が根本にあると指摘されています。

セミナーの目的

このセミナーでは、将棋から学ぶ「対話」「先見」「連携」といった力を活用し、企業が直面している組織課題を解決する方策を実践します。将棋を通じて、社員同士の信頼関係を築き、強いチームを形成する力を育むことを目指します。

自主開催の成功事例

今年5月には高槻市にて第1回セミナーが実施され、参加者からは「将棋の思考法がビジネスに役立つとは思わなかった」という声が上がりました。この反響を受けて、商工会議所からの依頼も入り、さらに多くの経営者に参加していただけることになりました。アンケートでは高評価を得ており、その実践性が評価されています。

変則将棋を取り入れる理由

将棋の経験が少ない方も参加できるように、変則将棋を使用します。これにより、誰でも楽しめるよう工夫されており、初心者でも参加しやすい環境を作ります。参加者は、チームで戦略を練り、最適な判断を下す過程で、リーダーシップや対話の重要性を学ぶことができます。

参加者が体得すること

このセミナーの最大の魅力は、「チーム将棋」を通じて実践的なリーダーシップを体験できるところにあります。対話、先見、連携の重要性を理解し、各自がどのように形成されるかを模擬体験することで、現場での実績にも繋がります。将棋をしているだけではなく、そのプロセスを通じて得られる教訓が、今後のビジネスシーンで役立つことを期待しています。