福岡市で開催される経営層向け生成AI活用セミナーの見どころ

経営層向け生成AI活用セミナーが福岡で開催

2025年10月31日（金）、福岡市中央区において、参加無料の「経営層向け生成AI活用セミナー」が開催される。このセミナーは、企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援する株式会社トルビズオンが、QTnet及びFusicとの共同で実施されるものだ。開催の目的は、経営層が生成AIを適切に導入・活用するための情報提供と、具体的な導入事例を通じた実践的な知見を得ることにある。

生成AIの導入が進む中、成功している企業とそうでない企業との間で競争力の差が広がっている。しかし、多くの企業では経営層の判断の停滞、AIに関する教育不足、セキュリティへの不安、データ管理の未整備といった課題が立ちはだかっており、その結果、導入が進まない現状がある。本セミナーは、これらの課題をクリアするための有効な手段を提供することを目的としている。

セミナーの内容とスケジュール

セミナーは、以下の四部構成となっている。

第1部：生成AIの最新動向と導入のポイント

講師としてトルビズオンの代表取締役、増本衛氏が最新の生成AIトレンドや、実際の経営にどのように役立てるかを説明する。この講演では、生成AIを安全に活用するための管理体制や、潜在的なセキュリティリスクについても触れ、経営層が直面する課題解決のためのステップを明示する。

第2部：安心・安全な生成AI環境の構築

QTnetからはAI事業部長の忽那康郎氏が講演。情報漏洩などのリスクを未然に防ぐための高度なセキュリティ対策について説明する。また、全社的な導入のために求められる管理体制や利用ルールについても言及。

第3部：高精度データ化で広がる生成AI活用の可能性

Fusicの髙橋政俊氏が、OCR技術とLLMを組み合わせた高精度データ化の重要性について話す。データの精度が生成AIの導入成果にどのように影響を与えるかを具体的な事例を通じて説明し、経営や業務の改善に結びつける方法を示す。

第4部：自社の戦略を考えるワークショップ

参加者は、セミナーで得た知識をもとに、自社のビジネス戦略を再構築し、生成AIをどのように活用できるかを検討する。特に教育、セキュリティ、データ化の3ポイントからアプローチし、自社に適した導入ステップを見つける時間となる。

個別相談と交流会

セミナーの終了後には、登壇者との個別相談や他社間での情報交換ができる60分の交流会が用意されている。この機会を利用して具体的な相談やアイデアのディスカッションを行うことができるため、貴重なネットワーキングの場ともなる。

参加要件と申し込み方法

セミナーは2025年10月31日、16:00から19:00まで、福岡市中央区のFusicオープンオフィスで行う。参加は無料だが、事前の申し込みが必要で、定員は40名（1社2名まで、先着順）。企業の経営層や事業責任者、DX担当者など意思決定権を持つ方が対象であり、営業や採用目的の方は参加を控えるよう求められている。

セミナーへの申し込みは、Peatixを通じて行うことができる。詳細については、主催者であるトルビズオン、QTnet、Fusicまで問い合わせることが可能だ。

生成AIがもたらすビジネス上の可能性を探りたい経営層にとって、見逃せないイベントになることだろう。