TVアニメ『SANDA』がAnime Expoでワールドプレミア
TVアニメ『SANDA』が、米国ロサンゼルスで開催されたアニメイベント「Anime Expo 2025」にて集中的に注目を集めました。『SANDA』は、マンガ大賞2018で大賞を受賞し、数々の栄誉に輝く作品で、著者は『BEASTARS』の板垣巴留によります。この新作は、超少子化時代を迎えた近未来日本を舞台にした、異色のサンタクロース・ヒーローアクションです。アニメーション制作はサイエンスSARUが手がけ、テレビアニメとして2025年10月3日から放送が予定されています。
Anime Expoでの上映イベント
「Anime Expo」は、北米最大級のアニメイベントとして知られ、今年も多くのファンが集まる中、TVアニメ『SANDA』第1話のワールドプレミアが行われました。約1,800人の参加者が会場に集い、熱気に包まれたこのイベントには、原作者の板垣巴留、監督の霜山朋久、制作会社サイエンスSARUのプロデューサー、崎田康平が登壇しました。
板垣は「皆さんの漫画やアニメに対する愛情が伝わってきて、本当に素晴らしいイベントに参加できて嬉しいです」と参加した喜びを語り、霜山も「多くのお客様の前で『SANDA』を初披露できる光栄を感じています」と期待感を募らせました。
上映後の反応
上映が始まると、会場は笑い声や驚きに包まれ、作品の独特な世界観が観客を魅了しました。上映後には大きな拍手と歓声が響き渡り、霜山は「初めての観客の前での上映だったので緊張していましたが、想像以上に笑っていただけて本当に嬉しいです」と安堵の表情を見せました。
板垣も「この奇妙な物語が華やかに動いているのが理想通りでした」と、新作への満足感を示しました。また、制作秘話コーナーでは「サンタクロースへの変身シーン」や「教室の爆発シーン」について話し合い、霜山はアクションシーンにおける演出の裏側を語り、アニメーターに感謝の意を表しました。板垣も「アニメでは他の人が私の絵を描くことを初めて経験しましたが、すごく私のスタイルに合わせてくださって、感動しました」と満面の笑みを浮かべました。
ライブドローイングとキャストコメント
イベント中には、板垣によるライブドローイングも実施され、観客は彼の速筆に驚かされました。下描きからペン入れの様子を披露し、『三田一重』と『冬村四織』のキャラクターを10分で描き上げる才能に拍手が巻き起こりました。さらに、三田一重役を務める村瀬歩からのビデオメッセージが上映され、作品の魅力について語られました。
最後に霜山が「2話以降では冬村以上に面白いキャラクターが続々と登場しますので楽しみにしてください」と期待を寄せ、崎田も「これから放送や配信で楽しめるようになりますので、ぜひお楽しみください」と締めくくり、盛況のうちにイベントは終了しました。
放送開始予定
TVアニメ『SANDA』は、2025年10月3日から、TBS・MBS・BS-TBSの“アニメイズム”枠で放送予定です。サイエンスSARUがどのように板垣巴留の世界観をアニメーションで表現するのか、楽しみに待ちましょう。そして、公式X(旧Twitter)やYouTubeでのティザーPVもチェックしてみてください。
公式サイト:
sanda.red
公式X:
@sanda_anime
アニメ『SANDA』は、今後の放送に向けてどのように作品が進化していくのか、大変楽しみです。