創業212年の老舗「杵屋本店」が革新、新カフェ『きねや菓寮』登場

創業212年の進化、杵屋本店が新業態『きねや菓寮』を開店

2023年春、山形県の老舗和洋菓子専門店「杵屋本店」が212年の歴史を背負い、新たな挑戦としてカフェ併設の新業態『きねや菓寮』をオープンしました。この新店舗は、旧杵屋東青田店を改装し、甘味とお茶を楽しめる贅沢な空間になっています。

伝統と革新のコンセプト

新しい店舗のコンセプト「継往開来（けいおうかいらい）」は、先代の知恵を受け継ぎつつ未来を切り開くという意味を込めています。200年以上も続く伝統の技術を活かしながら、菓子の魅力をより深く、広く伝えていくことを目指しています。

新しいロゴデザインには、杵屋本店で長年使われてきた象形や文字を取り入れています。そして、特に印象的なのが逆さに配置された「いちぼし」のマーク。これはお皿に菓子が乗っている様子を彷彿とさせ、カフェの魅力を象徴しています。

限定メニューで新たな体験を

『きねや菓寮』では、山形県内に展開している15の店舗の中でも異なる体験を楽しむことができます。自社運営となるカフェでは、厳選された日本茶、紅茶、コーヒーが、出来たてのお菓子と共に提供され、素材の旨味や香り、食感を最大限に味わえます。

ここで提供される新たなカフェメニューには、しぼりたてモンブラン、自家製餡を活かした新メニュー、かき氷、さらにはわらび餅ドリンクなどがラインナップされる予定です。

地域貢献と観光の拠点に

新たにオープンする『きねや菓寮』は、地域の方々に愛されるとともに、ビジネスや観光で山形を訪れる人々をおもてなしする場を目指しています。伝統を重んじつつも新しい形を作り出し、幅広いお客様に楽しんでもらえるような場であることを心掛けています。

施設情報

新店舗の住所は、山形県山形市東青田4−1−40。営業時間は、店舗が9:00〜18:00、カフェは10:00〜18:00（最終オーダー17:00）で、2023年4月上旬にプレオープン及びグランドオープンを予定しています。この革新的な一歩に、地元の方々や観光客にとって心躍る新しいスポットとなることが期待されています。