LINEで遠隔診療
2020-05-21 15:22:03

LINEを活用した遠隔診療が難病患者の安心を実現する

東京都港区に位置する国際医療福祉大学三田病院の肺高血圧症センターは、最近の新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、難病患者のための遠隔診療に力を入れています。これまで通院が困難だった患者にも、LINEなどの一般的なコミュニケーションアプリを活用することで、医療サービスの提供が可能になりました。

特に、肺高血圧症という特定疾患に悩む患者の多くは、外出や来院が新型コロナウイルスの感染リスクを引き起こすため、オンライン診療の重要性が増しています。肺高血圧症センターでは、2016年から提供を開始したNAPTECプログラムを基盤に、2020年3月からはLINEを用いた診療を展開。これにより、診療対象者は以前の10倍に相当する平均32.5名へと増加しました。

この取り組みの大きなポイントは、患者が普段から使用しているツールであるLINEを使うことで、使い慣れた環境の中で医療を受けることができる安心感です。特に特定のアプリをインストールする必要がなく、すぐに主治医と連絡を取れるシステムが好評を得ています。患者からは普段と変わらない感覚でコミュニケーションができるため、安心して療養に専念できるといった声が寄せられています。

肺高血圧症は、血液を全身に十分送ることができなくなる疾患で、特に専門医の診療を受けることが重要です。適切な治療を受けることで、体を動かした際の息苦しさが軽減され、患者の生活の質が向上することが期待されます。しかし、専門医の不足が指摘されており、オンライン診療の普及はこの問題にも一役買うと考えられています。

新型コロナウイルス感染症の影響で、医療現場はさまざまな課題に直面していますが、 pulmonologyセンターは患者中心の医療を実現するための新しい道を模索し続けています。今後も質の高い医療を提供し、多くの患者が安心して暮らせるよう努めていく所存です。オンライン診療の充実が、難病治療における医療アクセスの向上につながることを願っています。最大限の努力で、患者の健康と安全を守る支援を続けていくことで、厳しい状況でも医療を受けやすい環境づくりを目指します。

会社情報

会社名
学校法人 国際医療福祉大学
住所
東京都港区三田1-4-3国際医療福祉大学三田病院2階
電話番号
03-3451-8121

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