伊豆大島の安全を守る！ココヘリがロゲイニング大会に導入

伊豆大島の安全を保証する新たな取り組み

2024年10月26日、伊豆大島で開催される「第12回伊豆大島ジオパーク・ロゲイニング大会2024」では、選手の安全を確保するために新たに「ココヘリ」が導入されます。この技術は、山や海での行方不明者の正確な位置を特定するための捜索サービスです。運営を行っているAUTHENTIC JAPAN株式会社は、福岡市を本拠地とし、代表取締役の久我一総氏がリーダーとなっています。

ロゲイニング大会とは？

伊豆大島ジオパーク・ロゲイニング大会は、火山島である伊豆大島の自然環境を舞台にしたアウトドアイベントです。参加者は地図とコンパスを使い、制限時間内に指定されたチェックポイントを巡りながら得点を競います。自然と歴史に触れながら、参加者は伊豆大島の美しさを堪能できます。この大会は、初心者から上級者まで、さまざまなレベルのランナーを対象にした競技部門が用意されています。

大会におけるココヘリの重要性

今回の大会では、特に6時間ソロ部門が新たに設けられ、個人参加の選手が増加しています。本来、ロゲイニングはチームで挑むスタイルが一般的だったため、個人での行動には安全面での不安が伴いました。そのため、運営側は「ココヘリ」の携行を義務付けることを決定しました。これにより、選手の位置がGPSでリアルタイムに把握でき、万が一の状況にも迅速に対応できる体制が整いました。

大会終了後の参加者アンケートでは、「ココヘリのおかげで安心して競技に集中できた」といった高評価が寄せられました。また運営側も、選手の行動を把握できたことで、事故のリスクを軽減できたとしています。

ココヘリのサービス内容

「ココヘリ」は、会員に専用の発信機を貸与し、遭難時にそれを使って位置を特定するサービスです。特筆すべきは、携帯電話の電波が不安定な山岳エリアにおいても、直接通信によって迅速に捜索が行える点です。これにより、捜索時間が大幅に短縮され、登山家やアウトドア愛好者の高い支持を得ています。実際、このサービスの会員数は17万人を超えているそうです。