さくステの新機能
2022-11-28 12:30:08
長野県佐久市の「さくステ」、防災アプリにラジオ機能搭載!
長野県佐久市の防災アプリ「さくステ」に新機能が登場
長野県佐久市が提供する地域防災アプリ「さくステ」に新たな機能が追加されました。この度、地域のラジオ局「fmさくだいら」のサイマル放送をリアルタイムで利用できる機能が搭載され、住民への防災情報提供がさらに充実しました。この機能により、アプリ内に設置された再生ボタンで簡単に放送を聴取できるようになります。
防災情報とラジオ放送の融合
新機能では、アプリを使用している際に、自治体からの防災行政無線が放送されると、この音声が自動的にラジオ放送の音声に割り込む仕組みが導入されています。このように、重要な防災情報を逃さずに聴取できるのは画期的な取り組みです。また、放送が終了した後は、アプリは自動的に元のラジオ放送に戻ります。この機能は現在特許出願中です。
便利なPodcast機能
さらに、「さくステ」内では佐久市が運営するPodcast番組「FMリモート市役所」も聴取可能になっており、地域の生活や移住に役立つ情報がいつでも手に入ります。これにより、単なる防災アプリにとどまらず、地域の生活情報を一元的に提供できるプラットフォームとしての機能も果たすことが期待されます。
「さくステ」の特徴と機能
「さくステ」は、防災情報を住民に音声やテキストメッセージで届ける地域コミュニケーションアプリです。スマートフォンやタブレットがあれば、無料で利用可能で佐久市以外の住民も対応しています。特筆すべきは、音声メッセージを送信できる機能で、地域の担当者が簡単な操作で情報を音声音声として録音し、住民に届けることができます。
さらに、「さくステ」は緊急時に自動再生機能が働き、ユーザーがスマートフォンを操作しなくても自動で音声情報が再生されるため、高齢者にも優しい設計です。また、住民は「聴き直し」もできるため、重要な情報を後からでも確認することができます。
さくステの活用例
「さくステ」の利用方法は多岐にわたり、事前に通報訓練を受けた地域団体が発信権を持つ「公式グループ」機能や、イベントのスケジュール共有、住民参加型のアンケートシステムなどが整っています。避難所の地図表示機能も備えており、災害時のサポートが充実しています。
地域コミュニケーション支援サービス「Groupair +」
また、J-WAVE iが提供する「Groupair +」という音声コミュニケーション支援サービスは、自治体が防災対策や地域のイベントなどの情報を音声やテキストで発信します。これにより、地域の防災情報が効率よく届けられ、住民の安心・安全を支えています。
今後の展望
「さくステ」は今年度を実証実験の期間とし、機能の利用状況に基づいて来年度のリニューアルを計画しています。今後も地域住民に寄り添った防災情報システムへと進化していくことでしょう。これにより、佐久市はもちろん、他の自治体でも同様の取り組みが広がることが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社J-WAVE i
- 住所
- 東京都港区六本木六本木ヒルズ森タワー33階
- 電話番号
-
03-5770-5311