新たに登録された“ウミガメと信仰のまち”ひわさの魅力について探る
新たに登録された「みなとオアシス“ウミガメと信仰のまち”ひわさ」
2023年7月1日、国土交通省は徳島県海部郡美波町の日和佐港を「みなとオアシス」に新規登録することを発表しました。この登録には、ウミガメの保護と巡礼文化が深く関わっています。
日和佐港とその周辺の魅力
日和佐港にある大浜海岸は、国の天然記念物としてウミガメの産卵地として知られています。このエリアには、ウミガメに特化した博物館「日和佐うみがめ博物館カレッタ」があり、訪問者はウミガメの生態やその研究の歴史を学ぶことができます。ここでは、エサやり体験なども行われ、子供から大人まで楽しめる環境学習の場として特に人気です。
また、この地域は「四国88箇所霊場」の第23番札所である薬王寺にも近く、巡礼客が訪れることで地域の振興にも寄与しています。地場産品の販売などが行われることにより、観光や地域経済の活性化が期待されています。
年間を通じたイベントの数々
「ウミガメと信仰のまち」ひわさでは、地域のイベントが盛りだくさんです。アカウミガメが上陸・産卵することで知られる大浜海岸では、毎年「ひわさうみがめトライアスロン」や「日和佐うみがめまつり」が開催され、多くの観光客を引き寄せています。このようなイベントは、地域の魅力を高める上で重要な役割を果たしています。
さらに、美波町独自のグルメも楽しむことができます。伊勢えびラーメンをはじめ、多彩な地元料理が揃う「美波町商工祭」など、多くのイベントが年間を通じて開催され、多くの人々で賑わいます。これにより、地域住民と観光客が交流する機会も増え、港や地域全体が活気づくことが期待されています。
登録証交付式の開催
2023年7月16日には、「日和佐うみがめ博物館カレッタ」にて登録証の交付式が行われます。この式典を通じて、地域の人々が「みなとオアシス」の意義を再確認し、今後の発展に向けた意識を高める場となるでしょう。
国土交通省ですが、特にみなとオアシスの認知度を高めるため、広報活動も強化する意向が示されています。これにより、観光名所のひとつとして、ひわさの地域が注目されることが期待されています。
ウミガメの保護や地域振興に興味がある方は、ぜひ日和佐港を訪れ、地域の魅力を体感してみてください。