先住民族×博物館シンポ
2025-12-16 14:35:55

先住民族と博物館の協働と対話をテーマにした国際シンポジウムを開催

先住民族と博物館の新たな関係を探求する国際シンポジウム



国立アイヌ民族博物館が主催する国際シンポジウム「先住民族×博物館」が、2026年2月7日(土)と8日(日)に北海道白老町のウポポイで開催されます。このシンポジウムでは、アメリカ、オーストラリア、フィンランドからの先住民族博物館や研究所の館長たちが集まり、先住民族と博物館との関係性についての議論を行います。

シンポジウムの目的と背景


このシンポジウムは、「協働・対話・更新」というテーマのもと、複雑な関係性を持つ先住民族と博物館の意義を再評価する場となります。特に、近年の海外の博物館では植民地主義に関わる収蔵品の取り扱いや展示、研究倫理に対する議論が進んでおり、これに対して日本国内でも先住民族自身による博物館設立の動きが重要視されています。

日本からの参加者としては、最古のアイヌ民族博物館である川村カ子トアイヌ記念館の館長や、国の重要有形民俗文化財に指定されている萱野茂二風谷アイヌ資料館の館長が参加する予定です。彼らの経験と意見が、国際的な視点からの議論にどのように影響するか注目されます。

具体的なプログラム内容


シンポジウムは、二日間にわたって各種プレゼンテーションとパネルディスカッションが行われます。初日のプログラムでは、アメリカン・インディアン博物館との協働についてのプレゼンテーション、オーストラリア先住民族研究所との対話、さらにはサーミ博物館との更新の事例についての発表が予定されています。もう一方の日には、世界の先住民族博物館の事例を紹介し、その中での「協働、対話、更新」に関する議論が進められます。

参加方法と詳細


参加は無料ですが、事前受付が優先されます。また、ウポポイの入場料が別途必要となります。定員は初日150名、二日目250名で、言語は日本語と英語の同時通訳が提供されるため、国際的な参加者にも配慮されています。

シンポジウムの詳細情報や参加申し込みについては、国立アイヌ民族博物館のウェブサイトをご確認ください。先着順での入場も可能ですが、定員に達した場合は事前予約者が優先されるため、早めの申し込みが推奨されます。

総論


このシンポジウムは、先住民族と博物館の未来の関係を考える重要な機会です。国際的な視点からの議論を通じて、参加者はさまざまな価値観や経験を共有し、先住民族の声を反映した博物館のあり方について新たな視点を得ることができるでしょう。参加者全員がそれぞれの立場から「協働」をテーマにした議論に臨むことで、より豊かな理解と関係性が築かれることが期待されています。


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会社情報

会社名
公益財団法人アイヌ民族文化財団
住所
北海道札幌市中央区北一条西7丁目プレスト1・7 5階
電話番号
011-271-4171

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