デザインスピリッツが再始動
飲食空間の新たなステージへ
2023年、ユニオンテック株式会社が展開する飲食店専門の空間デザイン事務所「designspirits(デザインスピリッツ)」が再始動しました。代表の河合優吉氏のもと、約4年間の活動休止を経て、51年目の節目に新たな挑戦を開始します。これまでの活動を振り返り、自身の学びを基にして「感動」「収益性」「持続可能性」をキーワードに掲げ、飲食空間のデザインを進化させていく姿勢を見せています。
河合優吉氏の経歴とビジョン
河合優吉氏は、スーパーポテト出身という経歴を持ち、数々のデザイン賞を受賞してきた実力派のデザイナーです。活動休止の背景には、デザイン性の高さと持続可能な経営の間にある難しさがあったといいます。彼はそのギャップを克服するためにMBAを取得し、サステナブルな空間づくりも学ぶなど、広範な知識と経験を積んでいます。この知見を活かし、ユニオンテックのグループとしての強固な結びつきのもと、新たなデザインを生み出していくことを目指しています。
新たな空間づくりのコンセプト
デザインスピリッツは、新しいデザインを提案するために、「記憶に残る空間体験」「儲かる設計」「永く愛される仕組み」を同時に実現することを目指しています。このコンセプトは、訪れる人々が驚きと感動を感じる空間を作り出すために必要な要素です。そうした設計力は、五感に訴える演出や機能美を追求することによって実現され、その結果として、“また行きたくなる場所”の提供を目指します。
経営とデザインの両立
デザインと経営の両立は、飲食店経営者にとって大きな課題です。デザインスピリッツの強みは、実績に基づく経営指標を意識したデザインを提供する点です。「感動と利益を両立させる」ための設計は、厨房比率やサービス動線、坪効率といった要素を徹底的に分析し、オペレーションと感情のバランスを取ります。この新しいアプローチは、飲食店経営者にとって非常に魅力的な提供価値と言えるでしょう。
儲かる空間の本質
デザインスピリッツが提供する“儲かる空間”とは、お客様を惹きつける戦略的な店舗デザインに他なりません。来店数や売上に直結するデザインは、単に美しさを追求するだけではなく、経営的な成功に寄与するものです。また、デザインスピリッツは、これまでの活動実績を通じて高い成果を達成しており、観光地化するフードホールや長期にわたって安定稼働するレストランを手がけてきました。
困難を乗り越えたデザインチーム
今回の再始動に際して、designspiritsはユニオンテックの一員となり、設計から施工までをワンストップで提供する体制を整えています。その結果、河合氏は店舗デザイン・設計に専念できる環境を手に入れました。マーケティングや経営管理といったバックオフィス機能も利用できるため、より迅速かつ安心な店舗づくりが可能となるでしょう。
今後の挑戦と展望
ユニオンテックは、空間デザインを通じて業界の発展に貢献することを目指しています。信頼と実績を備えたデザイナーやデザイン会社とともに、空間のプロデュースを行い、業界全体の向上を図る所存です。今後もdesignspiritsは、感性と事業性、持続可能性の三位一体を実現する空間デザインの提供を続け、より多くの飲食店経営者のサポートをしていくことでしょう。大切な飲食空間の進化に、期待がかかります。