有沢製作所、新コーポレート・ロゴ「ARISAWA TRIANGLE」を発表
有沢製作所が、創業から整えた独自の技術力を象徴する新しいコーポレート・ロゴを、100年振りに発表しました。このロゴの名は「ARISAWA TRIANGLE」。三角形の形状は、同社の「A」を模しており、その三辺はそれぞれ「織る」、「塗る」、「形づくる」という核心的技術を表しています。これにより、有沢製作所は過去から現在、そして未来へと続くものづくりの理念を再確認しています。
有沢製作所の歴史と技術革新
1909年に新潟県上越市で創業した有沢製作所は、当初はバテンレースの製造を行っていました。その技術は、グラスファイバーに依存して新しい製品へと進化するなど、時代のニーズに応え続けています。また、新素材の開発にも力を入れ、パソコンや携帯電話に使われる電子材料や航空機の内装パネルなど、多岐にわたる産業での利用が進んでいます。これらの製品は、同社の「織る」「塗る」「形づくる」というアプローチを基に、産業の進化に寄与しています。
新ロゴの象徴するもの
新しいロゴには、色の意味合いも込められています。三種類の色がそれぞれの技術を象徴しています。まず「ARISAWA PINK」は、上越の厳しい冬を乗り越え春に咲く桜の色を表現し、「織る」を意味します。「ARISAWA GREEN」は周囲の田畑や森との調和を示し、「塗る」を表しています。そして「ARISAWA BLUE」は、上越の広大な空と日本海を象徴し、「形づくる」を示す色です。
コーポレート・メッセージが伝える責任
同社は、新ロゴに込めたメッセージを通じて、「ものづくり」の重要性について強い意識を持っています。製品それぞれが、暮らしを支える根本的な要素であるとの認識を示し、今後も最新の技術革新を追求していく姿勢を強調しています。「つくる」のプロセスが進化することで、大きな変化をもたらせることができると信じています。
未来に向けたフロンティア
2024年には、上越市に新たな研究開発の拠点「Arisawa Innovation Center」が竣工予定です。ここでは自由な発想を奨励し、新しいものづくりの可能性を探求することを目指します。これにより、有沢製作所は次の100年にそなえ、地域から世界へと広がる挑戦を続けていくつもりです。
このように、創業から続く革新の精神を受け継ぎながら、「ARISAWA TRIANGLE」はただのマークに留まらず、同社の製品と技術の結晶を象徴するアイコンとなることでしょう。
もし新たなブランドの取り組みに関心を持たれた方は、公式サイト(
有沢製作所)をぜひ訪れてみてください。