新たなサステナブルブランド「KAELOOP」が海洋問題解決に挑む
海洋生分解性のバイオマスプラスチック素材を100%使用した新ブランド「KAELOOP(カエループ)」が、アサヒユウアス株式会社によって誕生しました。この新しいブランドは、10月2日から自社ECサイト「アサヒユウアスモール」にて4種類のカップを発売します。この取り組みは、環境への配慮が年々高まる中で、特に海洋プラスチック問題に対する解決策を提供することを目的としています。
「KAELOOP」の特徴は、“還る”という概念を持つ海洋生分解性のバイオマスプラスチック素材「酢酸セルロース樹脂」を100%使用している点です。この素材は、植物由来のセルロースと酢酸を組み合わせて作られ、最終的には水と二酸化炭素に変わるため、自然に優しい製品としての側面を持っています。このような背景から、ブランド名は、自然の循環を象徴する“輪(LOOP)”を取り入れたものになっています。
最初に発売される「KAELOOPタンブラー」は、290ml、340ml、380ml、460mlの4つの異なる容量を展開します。特に、このタンブラーは非常に丈夫で割れにくい特性を持っているため、アウトドアや野外イベントでの使用にも適しています。さらに、お子さまでも安心して使用できる設計が施されています。
10月2日より販売開始の予定で、「アサヒユウアスモール」だけでなく、飲食店でもその取り扱いが行われる予定です。また、10月24日から26日には、クラフトビールイベント「なかめぐるクラフトビアフェスト2025」での販売も予定されています。加えて、BLUE FRONT SHIBAURAのGREEN DINING HALLやローソン高輪ゲートウェイシティ店でも10月3日から31日まで製品の展示と販売が行われるとのことです。
近年、プラスチックごみは河川や街中から海へと流出し、海洋生物や生態系に深刻なダメージを与えています。この問題を背景に、2020年には日本全土でプラスチック製買物袋の有料化が実施され、2022年には「プラスチック資源循環促進法」が施行されました。このような中、アサヒユウアスは、微生物によって分解され、最終的に水と二酸化炭素に変わる製品を提案することで、海洋プラスチック問題への寄与を目指しています。
アサヒユウアス株式会社は、アサヒグループによる新たなサステナビリティ事業を行っており、2022年に設立されました。同社は、リユース可能なカップである「森のタンブラー」や「森のマイボトル」などのプロジェクトを行い、コーヒーの副産物を活用した「Coffeeloopプロジェクト」などを展開しています。
「KAELOOP」は、これらの取り組みをもとに、新たなブランドとして立ち上げられました。アサヒユウアスが掲げる「今を楽しむことで未来を心地よくする」という理念を具現化することを目指し、持続可能な商品やサービスを通じて、次世代の豊かな生活文化の構築に貢献していく所存です。
商品詳細
- - 商品名: KAELOOPタンブラー
- - サイズ: 290ml、340ml、380ml、460ml
- - 価格: 290ml、340ml、380mlは1,400円(税抜)、1,540円(税込)/ 460mlは1,500円(税抜)、1,650円(税込)
- - 販売日: 10月2日14時
- - 販売場所: アサヒユウアスモール
「KAELOOP」のウェブサイトでの情報もご覧ください:
KAELOOP ブランドサイト