米国アトランタで進化する賃貸集合住宅「NOVEL Lulah Hills」
米国のジョージア州アトランタにて、住友林業の100%子会社であるCrescent Communitiesが、303戸を擁する賃貸用集合住宅「NOVEL Lulah Hills」の開発を発表しました。このプロジェクトは、NTT都市開発株式会社との共同です。建物は地上6階の構造で、2階以上は木造となり、2028年の完成を目指します。
この物件は、約4エーカー(約16,200m²)の広大な敷地内に設けられます。一階には商業店舗が配置され、住居は2階以上に入居予定です。地域に活気をもたらすマーケット空間をテーマに、共用部にはイベントやワークショップが行える多目的スペース、テラス、さらには中庭やプール、ビアガーデン、ゲームスペースなども取り揃えています。
さらに、この「Lulah Hills」地区は再開発エリアであり、ショッピングセンターやエンターテインメント施設、大型スーパーにも徒歩でアクセスできる利便性が魅力です。周辺には散歩道も整備され、自然に囲まれた快適な住環境が提供されます。
環境への配慮と経済性の両立
「NOVEL Lulah Hills」の住居部分には、木造枠組壁工法が取り入れられており、これによりコストを抑えることが可能になります。木造建築は、鉄筋コンクリートや鉄骨造に比べて、建設時のCO₂排出を削減できる特性を持っています。また、木材は大気中のCO₂を吸収し、炭素として体内に貯蔵するため、長期間にわたり脱炭素化に寄与します。
このように、環境への配慮はもちろんのこと、経済性をも兼ね備えた建設が進められているのです。
高級賃貸ブランド「NOVEL」の魅力
Crescent Communitiesの「NOVEL」は、高級集合住宅ブランドとして知られ、高いクオリティと豊富なアメニティが特長です。
開発にあたっては、「キャンバスセッション」というワークショップを通じてさまざまな関係者と協力しながら物件の基本設計から地域の特色を生かした計画を練り上げています。地域コミュニティとの連系を強化し、魅力的な住環境の開拓を目指しています。
利便性の高いエリア
この物件は、歴史的な街並みが魅力のディケーター市に位置し、アトランタの中心部までは車で約20分です。雇用が集積するバックヘッドやミッドタウン、ハーツフィールドジャクソン・アトランタ国際空港へのアクセスも良好で、15〜30分以内に行けます。エモリー大学など、多くの教育機関や医療機関が密集している地域の近辺でもあり、住みやすさが際立っています。また、自然環境にも恵まれた立地です。
開発の背景と今後の展望
Crescent Communitiesは、住友林業の100%子会社として設立されており、2017年から米国市場に進出しています。このたびのプロジェクトも、テキサス州ダラスの開発に続くものです。2024年度には、米国内で5,344戸の集合住宅の着工を見込んでおり、業界トップクラスの成長が期待されています。
着工式典が3月12日に開催され、50名以上の関係者が参加する中で、開発への期待が高まりました。住友林業グループは、2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」に基づき、木材を活用した事業を展開しつつ、脱炭素社会の実現を目指して活動を推進していきます。木造建築の普及を通じて、持続可能な社会に寄与することを目指しているのです。
物件概要
- - 物件名: NOVEL Lulah Hills
- - 所在地: 2042 Lawrenceville Hwy, Decatur, GA
- - 敷地面積: 約4エーカー(約16,200m²)
- - 延床面積: 約680,000sqft(約63,000㎡)
- - 戸数: 303戸
- - 建物構造: 地上6階(1階はRC造、2階以上は木造)
- - 着工予定: 2025年12月
- - 竣工予定: 2028年
今後も米国において、林業を基盤にした環境配慮型の事業活動が期待されています。