電通がLGBTQ+への取り組みで7度目の「ゴールド」に輝く
株式会社電通が、一般社団法人work with Prideが策定した「PRIDE指標2025」において、最高評価の「ゴールド」を受賞しました。これにより、電通は4年連続、通算7度目のゴールド認定を達成しました。この評価は、企業におけるLGBTQ+の多様性推進において高い基準を示すものとされています。
PRIDE指標の概要
「PRIDE指標」とは、LGBTQ+に関するダイバーシティ・マネジメントの促進を目的として、2016年に設立された制度です。企業や団体は、指標に基づいて採点が行われ、その結果に応じて「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で評価されます。特に、組織内でのLGBTQ+への理解が深まるような取り組みが求められます。
定期的な取り組みと評価
電通は、国内電通グループが作成した「LGBTQ+採用ガイドライン」を2024年から採用担当者に配布するとともに、2025年にはこのガイドラインを動画コンテンツ化し、人事担当者の研修に活用する予定です。このように、社内外でLGBTQ+についての理解を深める活動が進められています。また、相談窓口の設置やアライ(LGBTQ+支援者)の組織化なども行われており、多様性の確保に向けた取り組みが強化されています。
平等な職場環境の実現へ
2024年に向けて、電通は事実婚や同性パートナーを配偶者とする人事制度の拡充を計画しています。これにより、すべての従業員が平等に働ける環境を作ることを目指しています。こうした取り組みは、LGBTQ+だけでなく、すべての多様な背景を持つ従業員にとっても歓迎されるものとなるでしょう。
今後の展望
電通は、任務として人種、宗教、国籍、性別、性自認・性的指向、年齢、学歴、障害の有無に関わらず、全ての従業員が自分らしく働ける職場環境の整備を続けていく方針です。DEI(Diversity, Equity, Inclusion)のさらなる推進を図り、すべての個人が自分の能力を最大限に発揮できるような取り組みを続けることとなります。
まとめ
電通のLGBTQ+への取り組みは、単なる評価のためだけではなく、全従業員が自由に活躍できる未来を目指した重要なステップです。これらの努力を通じて、企業文化の進化や社会全体の多様性の認識にも寄与することが期待されています。今後の展開にも引き続き注目していきたいと思います。