万博後の備品廃棄問題を愛の力で解決
2025年の大阪・関西万博に出展していたある国のパビリオンが、総額800万円相当の備品を無償譲渡することが決まりました。特定非営利活動法人地域ひといき(大阪府高槻市)が、これらの備品を日本国内の公益活動団体や個人に広く提供するための公募を開始します。この取り組みは、単なる物品の配布にとどまらず、国を超えた愛のメッセージを込めたものです。
公益活動団体への公募・募集について
この通常の公募は「2025年10月23日~2025年11月23日」とし、希望する団体や個人が参加できるように設計されています。より多くの人々がこの活動に参加し、自身の公益活動に必要な備品を手に入れられる機会を提供します。さらに、寄贈を希望する方は、
こちらのリンクから応募できます。実際の譲渡品リストは、
こちらから確認できます。
運命的な電話から始まったこの活動
2025年7月9日の午後、法人に掛かってきた一本の電話がこの活動の発端となりました。片言の日本語で「万博の備品を寄贈する団体を探している」との言葉は、最初は何かの詐欺かとも思ったのですが、その日が法人理事長の長女の誕生日だという運命的な重なりを感じました。寄贈を希望する国の方々が伝える「日本の人たちの役に立ちたい」という思いが、真摯に胸に響きました。
日本とある国との架け橋
このプロジェクトは、ただの物品提供にとどまりません。日本とその国との間で築かれた人間関係や共同の思いを結束させ、新たな関わりを構築しようとする試みです。この交流は充分に知られていないかもしれませんが、日本とその国との友好関係が強化されることを願っています。当地域で実施される活動が、より多くの人々の心を温かくし、感謝の輪を広げる一助となることを願っています。
再利用とSDGsに向けての取り組み
万博終了後、多くのパビリオンが備品を廃棄することに対する疑問が高まります。SDGs(持続可能な開発目標)の観点から見ても、廃棄=無駄という考えは正しくありません。このプロジェクトは、廃棄物を減少させるだけでなく、愛と感謝の気持ちを形にする方法でもあります。捨てるよりも有効活用の道を選ぶことは、新たな価値を生むことに繋がります.
地域ひといきについて
特定非営利活動法人地域ひといきは、大阪府高槻市を拠点に子どもたちの成長を支援する複数の事業を運営しています。地域に密着した活動を通じて、子どもたちの笑顔を守り、地域全体が明るくなるよう尽力しています。例えば、保育園、学童保育、フリースクールを運営し、地域の社会的ニーズに応えています。
この取り組みが成功することで、交流はさらに深まり、多くの人に愛のメッセージが届くことを期待しています。未来に向けて、感謝の気持ちを循環させ、共に支え合う社会が築かれることを願っています。