大阪酒蔵応援プロジェクト
2021-07-06 19:44:03

コロナで影響を受ける大阪酒蔵を応援する「大阪日本酒の陣」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本の飲食業界は未曾有の厳しい状況に直面しています。特に、大阪の酒蔵はその影響を大きく受け、出荷量が著しく減少している現状があります。そのため、大阪の9軒の酒蔵が力を合わせて「大阪日本酒の陣」というプロジェクトを立ち上げ、地域の酒文化を守り、飲食店を支援しようとしています。

プロジェクトの背景


このプロジェクトが生まれた背景には、長年培ってきた伝統的な酒造りの継承があると考えられます。大阪では昭和30年代には60以上の酒蔵が存在していましたが、現在では酒造りを続けているのはわずか13軒のみ。その理由の一つとして日本酒離れが指摘されていますが、コロナ禍がさらに拍車をかけ、2020年の売上は前年の半分から三分の一にまで落ち込んでしまいました。

参加酒造とその魅力


今回参加した9つの酒蔵は、以下の通りです:
1. 寺田酒造 (岸和田市): 1810年創業、岸和田最古の蔵元。
2. 寿酒造 (高槻市): 1822年創業、飲みやすい酒を目指す。
3. 浪花酒造 (阪南市): 1716年創業、手作りにこだわる。
4. 清鶴酒造 (高槻市): 1856年創業、少量生産に徹する。
5. 北庄司酒造店 (泉佐野市): 1921年創業、質にこだわる。
6. 井坂酒造 (岸和田市): 1818年創業、地元でのみ販売。
7. 大門酒造 (交野市): 1826年創業、「上方のうまみ」に取り組む。
8. 山野酒造 (交野市): 江戸時代末期創業、濃醇な味わいを目指す。
9. 西條 (河内長野市): 1718年創業、伝統的な酒造りを重んじる。

各酒蔵はそれぞれ独自のスタイルを持っており、コロナの影響を乗り越えて、地元の美味しい日本酒を届けようと努力を続けています。

クラウドファンディングでの支援


「大阪日本酒の陣」は、クラウドファンディングプラットフォームの「CAMPFIRE」を通じて支援を募っています。プロジェクトの目標額は1500万円で、支援者にはお礼の品として日本酒の飲み比べができるセットが用意されています。1300mlの9本セットや2720mlの3本セットなど、さまざまなプランが選べます。

プロジェクトは2021年6月26日から8月29日までの期間中、参加酒造9社が連携し、地域の人々に日本酒を楽しんでもらうことを目指しています。この取り組みが、大阪の酒蔵の文化を維持し、さらには大阪の地酒を広めるきっかけになればと考えています。

まとめ


大阪の酒蔵が一致団結して新たな挑戦をしている「大阪日本酒の陣」。このプロジェクトを通じて、地域の酒文化の発展を支援し、その中で新たな美味しさを発見してもらうことを目指しています。ぜひ、この機会に大阪の地酒を味わい、応援していただければ幸いです。

会社情報

会社名
株式会社BUG SOLU
住所
大阪府枚方市宮之阪4丁目1番17-101号
電話番号
072-807-5132

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