株式会社ZOZO、CDPで2年連続「Aリスト」選定
株式会社ZOZOが、国際的な環境情報開示団体CDP(Carbon Disclosure Project)から、気候変動分野における最高評価「Aリスト」に2年連続で選ばれました。この評価は、環境問題に対する企業の取り組みの重要な指標として、国内外で認識されています。上位のランクに選ばれた企業は、環境への配慮や積極的な取り組みを表明しています。
CDPとは?
CDPは、企業や自治体の環境問題に関する目標設定やリスク管理、情報開示の取り組みを評価する国際的な非営利団体です。評価はAからD−までの8段階に分かれており、企業が示す環境への配慮の程度に基づいて決定されます。また、CDPの評価プロセスはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に準拠しており、企業の環境活動評価の国際的な標準ともいえるものです。2025年には、22,100社以上がCDPを通じて情報を開示しています。
ゼロカーボンに向けた取り組み
ZOZOは、2022年2月に発表した「2030カーボンニュートラル宣言」に基づき、2030年までに事業活動での温室効果ガス排出量を実質ゼロにする計画を立てています。今年度中には、全拠点で消費電力を100%実質再生可能エネルギーに切り替える予定です。さらに、取引先での排出量も含めたスコープ3の達成に向けて、2050年までに実質ゼロを目指した「ネットゼロ」計画を推進しています。
SBTi認定の取得
2025年9月には、温室効果ガス排出削減目標が国際的気候変動イニシアチブのSBTi(Science Based Targets initiative)に認定されることが期待されています。この認定は、ZOZOの目標が科学的に裏付けされていることの証明であり、企業の社会的責任を果たすうえで重要なステップです。
サステナビリティへの全力投球
ZOZOは「ファッションでつなぐ、サステナブルな未来へ。」を掲げ、持続可能な成長と環境・社会課題の解決に向けて取り組んでいます。今後も目標達成に向けた施策を強化し、より多くの人々がファッションを楽しめる社会を創造することを目指しています。
環境問題に対する強い意志を持つZOZOの姿勢は、ファッション業界全体にとっても大きな影響を与えることでしょう。気候変動への挑戦は続きますが、企業としての責任を果たす姿勢が、持続可能な未来の実現につながることを期待しています。