QLifeとC2cubeが提携し病院口コミデータの利用を促進

企業連携で進化する医療情報サービス

日本最大級の病院評判口コミサイト「QLife（キューライフ）」が、C2cube株式会社との協業に踏み切ることを発表しました。この提携により、両社は医療分野における口コミ情報の活用に力を注ぎ、より良い医療サービスの提供を目指します。

QLifeとC2cubeの協業内容

QLifeは、自由記述形式で集まる口コミ情報の自動解析を行うために、C2cubeが開発した高精度な解析ツール「C2cube Appliance™」を導入します。これにより、口コミから得られるデータの信頼性が向上し、医療機関や製薬会社などにその解析結果を提供することが可能になります。この新設計の解析システムは、医療消費者の声を基にした商品開発やマーケティングに応用される予定です。

また、分析結果はQLifeのサイトに反映させ、ユーザーがより便利にサービスを利用できるようにします。これにより、医療機関との情報の接点をより強化し、患者にとっても有益な選択肢を提供することが期待されます。

新サービスの開発にも意欲

今回の協業を契機に、QLifeとC2cubeは新たなSaaS（Software as a Service）を基盤とした共同サービスの開発を視野に入れています。新機能では、ユーザーが入力した医療関連キーワードに関連した情報を抽出し、ポジティブな表現やネガティブな表現を判定する「ポジネガ共起語」分析など、さまざまな機能を盛り込む方針です。これにより、製品の評判や市場ニーズの細かな分析が行えるようになり、医療のプロモーションやリスク分析にも役立てられることでしょう。

QLifeの役割と今後の展望

QLifeは、国内の医療機関と患者の架け橋となることを目的に、口コミを活用したサービスの提供に注力しています。生活者の声を最大限に活用した医療情報の流通を推進することで、医療業界全体のサービス向上に寄与する考えです。C2cubeとの提携により、さらにその機能が強化され、エビデンスに基づいた医療サービスの向上が期待されます。

今後両社は、病院や製薬会社のニーズに応じた新たな解析手法の開発や、その結果を基にしたサービス展開を進めていく方針です。これにより、生活者と医療機関がより密接に連携できる環境を整え、健やかな社会の実現を目指していきます。