newmoが軽井沢・御代田エリアに進出
新たな移動手段を提供することを目的としたタクシー・ライドシェア事業を展開するnewmo株式会社が、長野県に新会社「newmo軽井沢御代田株式会社」を立ち上げました。この新会社が対象とする地域は、軽井沢と御代田エリアです。2025年の夏から本格的にタクシー事業を開始し、観光地としても広く知られるこの地域に、より便利な移動手段を提供します。
newmoは「移動で地域をカラフルに」というミッションを掲げ、交通問題の解決に取り組んでいます。2024年にはすでに大阪でのタクシー事業を開始しており、大阪の拠点に続く新たな試みとして軽井沢・御代田エリアをターゲットにしています。
軽井沢・御代田エリアの移動課題
軽井沢は避暑地として人気が高く、年中多くの観光客が訪れますが、特に観光シーズンには地元住民と観光客双方の交通手段が不足しがちです。このため、多くの方々の利便性向上を図ることが急務となっています。newmoはこれを受け、新たなタクシーサービスを導入し、地域交通の充実を目指します。
新会社の設立にあたり、利用者のニーズを反映した車両の導入や、最新の運行管理システムで快適かつ便利な利用体験を提供する方針です。
自動運転タクシーに向けた取り組み
さらなる未来に向けて、newmoは自動運転タクシーの運行についても視野に入れています。政府は2024年度から2025年度で、一般道での自動運転タクシーの運行を目指しており、newmoはその流れに乗って地域での活用に向けたモデルケースの構築に努めます。特に、地方部での担い手不足を解消するための実証実験なども計画しており、地域社会に新たな移動手段を提供する考えです。
発展を続けるnewmoの概要
新会社の設立は2024年9月3日。代表には青柳直樹が就任し、所在は長野県北佐久郡軽井沢町です。また、御代田町に営業所も設ける予定で、営業地域は長野県佐久交通圏に設定されます。初年度は20台のタクシーを運行し、地元の交通事情に即した提供を行う方針です。本社は東京都港区にあり、2024年1月に設立されたばかりの新進企業です。
今回の新会社設立は、移動手段を必要としている地域コミュニティへの新たな一歩を示すもので、ぜひ期待されています。