iPEACE223の新たな挑戦
2024-09-10 15:58:33

iPEACE223、ゼオライト触媒技術の実用化に向けて資金調達を実施

iPEACE223がゼオライト触媒技術の実用化を進める



iPEACE223株式会社は、東京都中央区に本社を構える企業で、ゼオライト触媒技術を用いた革新的な製品を開発しています。最近、同社はプレシリーズAラウンドとして約2.3億円の資金調達を成功させました。この資金は、バイオマスからグリーンプロピレンを製造する技術の実用化に向けた取り組みに使われる予定です。

バイオマスからの化学品製造



iPEACE223が目指しているのは、エチレンからプロピレンを製造できる触媒技術の実現です。具体的には、バイオエタノールを基にしてプロピレンという化学品原料及びプロパンという燃料を製造することです。このアプローチでは、従来の石油化学原料ではなく、バイオマス由来の原料を使用することで、CO2の排出量が低減し、持続可能な製造プロセスが実現します。

日本化薬との共同研究



資金調達によって得た資源を最大限に活用するために、日本化薬株式会社との共同研究が進行中です。この提携は、2024年度から始まり、iPEACE223は日本化薬と連携しながら、ゼオライト触媒技術の可能性をさらに探求します。日本化薬は、iPEACE223の技術に大きな関心を示し、今回の資金調達もその一環として位置付けられています。

技術実証に向けた活動



iPEACE223は、2025年にベンチプラントでの技術実証を予定しており、その実現に向けて着々と準備を進めています。今回の資金調達と日本化薬との共同研究を通じて、バイオエタノールを原料としたバイオプロピレンの製造技術の実用化が加速する見込みです。これにより、脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩として、業界に貢献することが期待されています。

会社概要と今後の展望



iPEACE223株式会社は2023年に設立され、横浜市緑区に研究開発拠点を構えています。代表取締役は瀬戸山亨氏で、化学品原料と燃料の製造を行う独自の触媒プロセスの開発に注力しています。同社の取り組みが成功することで、持続可能な産業の育成が進むだけでなく、環境負荷の軽減にも寄与することが期待されます。

今後も、iPEACE223はその技術革新を通じて脱炭素社会の実現に貢献していくとともに、バイオマスから生まれる新たな価値の創出に向けた挑戦を続けることでしょう。


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会社情報

会社名
iPEACE223株式会社
住所
神奈川県横浜市緑区長津田町4259東京工業大学すずかけ台キャンパス内R2B棟206号室
電話番号

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