横浜市都筑区が推進する連携協定
横浜市の都筑区は、活力ある地域社会を目指すため、東急不動産と連携協定を結びました。この協定は、商業施設「ノースポート・モール」を中心に、地域のさまざまな課題に取り組む内容となっています。催された締結式には、都筑区長の佐々田賢一氏、東急不動産の平地稔氏、東急不動産SCマネジメントの大久保次朗氏が出席しました。
この連携協定は、都筑区の区制30周年を記念して締結されたもので、子育て支援や国際交流、防災、SDGs推進など多岐にわたる分野での連携を図ることが目的です。具体的には、以下のような主な協力項目が設けられています。
1.
子育て支援の強化: 地域における子育て環境の向上を目指し、さまざまなプログラムを展開。
2.
国際交流・多文化共生の推進: 地域内の多様な文化が交流できる場を設け、住民の理解と交流を深めます。
3.
防災・減災活動の充実: 自然災害時の地域の安全を確保するため、教育や避難訓練を通じて意識を高めます。
4.
SDGsや脱炭素化の推進: 環境保護の視点から、持続可能な地域づくりに向けた計画を立案。
5.
ノースポート・モールを拠点にした地域課題の解決: 商業施設の集客力を活かし、地域の問題解決に貢献します。
6.
区民サービス向上のための取組み: 地元住民のニーズに応えるサービス提供に努めます。
締結式では、都筑区と東急不動産の両者が、地域活性化に向けた強力なパートナーシップを強調し、今後の取り組みへの期待を寄せました。
地域活性化を促進する「ギャザリング活動」
この連携の一環として、東急不動産は「ギャザリング活動」を推進しています。この活動は、地域の人々のつながりを促進し、交流を生むことを目的としています。具体的な取り組みとしては、アート作家とのコラボワークショップや、地元プロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」とのイベントが挙げられます。また、施設内に設けられた新しいコミュニティスペース「のすぽぱーく」や「のすぽひろば」では、定期的に「ギャザリングイベント」が開催され、地域住民同士の交流が深まっています。
さらに、2024年10月には「DE&I FESTIVAL」の開催が予定されており、すべての人々が楽しめる場所としての認識を広めていく機会となります。このフェスティバルは、都筑区と連携して推進され、障がいの有無や国籍に関係なく、多様な人々が楽しめるイベントとして注目されています。
設備とアクセス
ノースポート・モールは神奈川県横浜市都筑区に位置し、約120店舗を有する商業施設です。営業時間は、ショッピングやサービスが10:00~21:00、レストランが11:00~22:00です。また、横浜市営地下鉄「センター北」駅から徒歩1分というアクセスの良さも魅力の一つです。
横浜市と東急不動産の連携によるこの取り組みが、地域の課題解決や市民サービス向上につながることが期待されています。今後の展開に注目が集まる中、地域が一層活性化していくことが大いに期待されます。