日本シーサート協議会が提供するCSIRTスタータキットV3
サイバーセキュリティの重要性が年々増す中、組織での迅速な対応が求められています。そこで、日本シーサート協議会(NCA)は、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を立ち上げるための手引き「CSIRTスタータキットV3」を公開しました。このキットは、CSIRTの構築や成長を促進するための実践的な内容を提供します。
CSIRTスタータキットV3とは
CSIRTスタータキットは、CSIRTの基本的な役割から構築の流れ、運営に必要な規程や手順までを網羅している内容です。特に、ゼロから始める方にも分かりやすく整理されています。2007年に初めてVer.1.0が公開されて以来、多くの組織に利用されてきており、2011年にリリースされたVer.2では、英語版やベトナム語版も作成されるなど、国際的にも注目を集めています。
今回のVer.3は、これまでの知見を踏まえ、最新の情報に基づいて更新されています。なお、このバージョンではCSIRTの歴史をまとめた「CSIRT小史」も公開されており、CSIRTの発生から現在に至る変遷を理解することができます。これからCSIRTを立ち上げる方や、組織のCSIRTを育てたいと考えている方には特に有用な資料です。
CSIRTの重要性
サイバー攻撃がますます巧妙化している今日、組織が迅速かつ効果的にサイバーインシデントに対応するためには、CSIRTが欠かせません。CSIRTは、インシデントに対応する体制を整えることで、組織が持つ情報資産を守る役割を果たします。新たにCSIRTの立ち上げを考えている企業や団体にとって、「CSIRTスタータキットV3」は強力な助っ人となるでしょう。
参照・ダウンロード
「CSIRTスタータキットV3」は、以下のURLからダウンロードできますので、興味のある方はぜひご利用ください。
CSIRTスタータキットV3の参照ページ
日本シーサート協議会について
一般社団法人日本シーサート協議会(NCA)は、サイバーセキュリティの重要性を認識し、CSIRTの普及と支援を目指して活動しています。代表理事の北村達也氏が率いるこの協議会は、東京都千代田区に本部を構えており、設立は2007年3月28日となっています。
詳しい情報やお問い合わせは、
公式サイトをご参照ください。