自然栽培日本酒
2022-08-03 10:00:13

自然栽培のお米を使用した日本酒がイタリアで栄誉を受ける

自然栽培のお米が生み出す特別な日本酒



千葉県いすみ市で自然栽培されたお米を使用した日本酒が、イタリアの「ミラノ酒チャレンジ2022」において、純米・本醸造部門で最高賞のプラチナ賞を獲得しました。今回受賞したのは「純米アフス つるかめ源」と「玄米酒 アフス息吹」の2種類。これらはすべて天然成分にこだわった製法で作られています。

こだわりの製法


つるかめ農園は、化学肥料や農薬を一切使用せず、土壌環境と自然の力を活かしてお米を育てています。この方法によって生まれるお米は、しっかりとした味わいと香りを持ち、酒造りには必須の素材として高く評価されています。お米の精米度は90%と、低精白にすることで、その旨味を最大限に引き出しています。

さらに、酒造りを担う木戸泉酒造は、60年以上にわたり自然醸造の技術を磨いてきました。添加物を使用しない独特な製法で作られたこのお酒は、乳酸発酵を活かしてフレッシュで爽やかな味わいを実現しています。

受賞の喜び


この受賞について、つるかめ農園の代表である鶴渕真一氏は、「私たちのお酒がイタリアで評価されたことに驚きと感激を感じています」とコメントしています。彼は、自然の恵みを感じられるお米を育てることが、同社の哲学である「自然の調和と循環に根ざした暮らしをつくる」という理念に基づいていると語っています。

フランスのシェフたちも絶賛


日本酒の品質を称賛する声は国内外から寄せられています。フランスのミシュラン三つ星シェフであるジル・ル・グラン氏は、「このお酒はナッツのような風味やまろやかさがあり、見事にバランスが取れています」と述べ、自身の料理と素晴らしいマリアージュを楽しむ様子を語っています。

様々な専門家による試飲では、お酒とともにチーズやフレンチ料理をペアリングするのが最適とされています。レストラン「apéro. wine bar aoyama」においても、この自然栽培日本酒がフランス産オーガニックワインと共に提供されています。

今後の展望


つるかめ農園は、今回の受賞を契機にさらなる展開を試みています。自然農法で育ったお米の特性を活かし、ますます多様化する日本酒市場での地位を確立していくことが目標です。公式オンラインショップでは、受賞酒の販売も行っており、こうした自然栽培米を使用したお酒を通じて、持続可能な農業や食文化の重要性を伝えていきたいと考えています。

この日本酒の存在が、世界の人々に自然の力で育まれた美味しさを感じさせ、さらに新しい価値をもたらすことでしょう。

会社情報

会社名
つるかめ農園
住所
千葉県いすみ市深谷348
電話番号

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