テラドローンの災害訓練
2025-11-12 12:53:06

テラドローンがJAXA主導の災害対策訓練に参加 - ドローン技術のもたらす未来とは

テラドローンがJAXA主導の災害対策訓練に参加



テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区)が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主導する有人機と無人機の連携に関する実証実験に参加しました。これは、令和7年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練を利用したもので、奈良県で行われました。この訓練では、直下型地震と土砂災害が同時に起こるという複合災害のシナリオが設定され、約120機関、およそ2,000名が参加する大規模なものでした。

訓練の概要と背景



この訓練は、能登半島地震などの過去の災害から得られた教訓を基に実施されました。テラドローンは、神戸市消防局が実際に運用したドローンの動態情報をK Programと呼ばれるシステムに連携しました。これにより、災害時の情報共有の有効性を確認しました。

内閣府が推進する「経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)」の一環として、2025年4月に採択された「Kプロ運航安全管理技術」の研究開発も進められています。このプロジェクトの目的は、官民双方が連携してドローンを運用するための技術を開発し、災害時の効率的な情報共有を実現することです。

具体的な実証実験の内容



今回の実証実験では、2025年10月25日と26日の2日間にわたり、奈良県第二浄化センターなどで行われました。テラドローンは、神戸市消防局が崩落現場や土砂災害を想定したエリアで飛行させたドローンの動態情報(位置・機体の向きなど)をリアルタイムで収集し、同一画面上に表示するシステムを検証しました。これにより、複数のドローンとヘリコプターの動態を統合的に管理することができました。

実証の結果、複数のドローンと有人機の情報を一つの画面で共有することが出来る仕組みが、災害現場での迅速な意思決定を可能にすることが確認されました。これにより、災害査察や救援活動がより効果的に行えることが期待されています。

テラドローンの今後の展望



テラドローンは、国や自治体、研究機関などとの連携を強化し、災害対応分野におけるドローン技術の社会実装を進める方針をとっています。テラドローンは、「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションを掲げ、ドローンの開発やソリューションを提供しています。また、安全で効率的なドローンの運航を支援するための運航管理システム(UTM)の開発や、空飛ぶクルマ向けの運航管理システムの開発にも力を入れています。

テラドローンは、測量、点検、農業、運航管理の分野で3000件以上の実績を誇る企業であり、国際的なドローンサービス企業ランキングでも常に上位に位置しています。これにより、災害対応だけでなく、社会課題の解決にも寄与することが期待されています。

詳しくは テラドローン公式サイトを訪問してください。


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会社情報

会社名
Terra Drone株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目12-19 東建インターナショナルビル
電話番号
03-6419-7193

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