長岡京市と株式会社工進が防災協定を締結し地域の安全を強化

長岡京市と株式会社工進が防災協定を締結

2025年2月12日、水の都・京都府長岡京市は、地元に本社を構える株式会社工進と「災害発生時における物資の供給等に関する協定」を締結しました。この協力は、防災と災害復旧を目的としたもので、地域住民の安全を守るための重要な一歩となります。

地域特有の災害リスクに対応した取り組み

長岡京市は地震、浸水、土砂災害といった複数の自然災害に対する意識が高い地域です。近くには高槻断層や西山断層が存在し、地震が発生した際には大きな被害が予測されています。また、桂川や小畑川の氾濫リスクや、山の開発による土砂災害の危険性も指摘されています。このような背景から、自治体だけではなく、地域の企業や市民による連携が重要とされています。

物資供給の優先順位が確保された協定

株式会社工進は本協定を通じて、災害発生時には必要なポンプや発電機、高圧洗浄機等を優先的に長岡京市に供給することを約束しています。特に、災害復旧時に効果的なエンジン式高圧洗浄機（JCE-1510UK）は、浸水した地域の泥を効果的に除去するための必需品となります。実際、この高圧洗浄機は2024年に発生した奥能登豪雨においてもボランティアからの要望を受けて寄付され、現地で活躍しました。

地元企業との連携が生む安心感

長岡京市には株式会社工進のほかにも、段ボールやフォークリフト、薬局といった多様な業種の企業が集まっています。これらの企業が連携を図ることで、有事の際に即時かつ効率的な支援が可能になることが期待されています。地域全体で安全・安心を守る体制が整うことで、住民はより強い安心感を持つことができるでしょう。

株式会社工進の事業特性

株式会社工進は1948年に創業し、ポンプや発電機などの製造・販売を展開してきました。企業理念は「お客様にとって、より良い商品とサービスをお届けする」ことであり、これまで多くの実績を積んできました。災害対策商品に特化した豊富なラインナップを持ち、時代とともに変化するニーズに応じた製品開発を行っています。特に、発電機やポータブル電源、高圧洗浄機は災害時の必需品として市からも高い信頼を得ています。