デイブレイクがハワイに冷凍寿司を展開
デイブレイク株式会社は、特許技術を使用した冷凍寿司の販売を米国の日系スーパーマーケット「Mitsuwa Marketplace(ミツワマーケットプレイス)」のハワイ店で開始しました。この冷凍寿司は、従来の冷凍食品の概念を超えた品質を誇り、特に日本食文化の普及を目指して開発されました。
冷凍寿司販売の背景
ハワイは日本人観光客を中心に多国籍の消費者が訪れる場所です。この地域での販売は、デイブレイクの冷凍寿司の品質に対する需要の高まりを示しています。冷凍寿司は日本からハワイに海上輸送されており、これまでにない長期間の輸送を経ていますが、厳格なコールドチェーン管理によって、品質がしっかりと保たれています。
これにより、冷凍寿司が他の食品と違い、米国の見込みとニーズに応えられる商品となっています。実際、ハワイのミツワファミリー向けの販売では、すでに西海岸の店舗で好評を博していることを踏まえ、販売実績も期待されています。
現地販売方法とその利点
ハワイのミツワマーケットプレイスでは、冷凍寿司をバックヤードで解凍し、チルド品として店舗に並べられます。これにより、日本の寿司職人がいない店舗でも、本格的な寿司を提供し、食品ロスを削減することができます。また、消費者は新鮮な形で日本の伝統的な食文化を楽しむ機会を得られます。
デイブレイクの特殊冷凍技術
デイブレイクが開発した「アートロックフリーザー」は、食品の品質を保ちながら、凍結を行うための特殊冷凍機です。通常の冷凍方法では細胞が損傷しますが、このフリーザーを使うことで、氷結晶の生成を最小限に抑え、食べ物の風味や食感を保つことができます。このフリーザーは2021年に導入され、700社以上の飲食業者に支持されています。
さらなる展望と計画
デイブレイクは今後も、ミツワマーケットプレイスでの販売拡大を推進していくとともに、外食産業への販路開拓にも意欲を示しています。冷凍技術を活かして、これからも日本食を全世界に届ける新たな架け橋としての役割を担うべく、商品開発及び流通モデルの構築に努力を続ける方針です。特に冷凍寿司を中心に新たなアイデアや技術を用いた商戦として、国際的に注目されることが期待されます。
この新たな取り組みと共に、デイブレイクは日本の食文化を広めていく重要な一歩を踏み出しました。そして、冷凍食品が提供する革新が、新たな食の風景を描くことでしょう。