オリコとコークッキング、食品ロス削減のための強力なパートナーシップを結ぶ
株式会社オリエントコーポレーション(以下、オリコ)は、食品ロスを減少させるため、埼玉県に本社を置く株式会社コークッキングとの間でビジネスマッチング契約を締結しました。この契約は、企業の食品ロス削減とエシカル消費の支援を目的としたものです。特に、コークッキングが提供する国内最大級のフードシェアリングアプリ「TABETE」は、食品ロス対策の重要な役割を果たしています。
TABETEの概要
「TABETE」は、パンやケーキ店、飲食店、スーパーなどから、まだ食べられるのに廃棄される危機にある食品をユーザーとつなぐアプリです。病院やホテルなど、幅広い店舗がこのプラットフォームに参加しており、利用者は手頃な価格で美味しい食物を手に入れることができます。これにより、お店は食品廃棄物の削減に貢献し、同時に売上を上げることが可能になります。
経済と環境の両立
オリコは、食品ロス削減に積極的に取り組むことによって、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。2025年度を最終年度とする中期経営計画には、社会価値と企業価値の両立を重視した「サステナビリティ」が掲げられています。この新たな取り組みにより、オリコは加盟店にも環境に配慮した営業を促し、食品ロスの削減を推進します。
食品ロスの現状と課題
日本における食品ロスは、農林水産省の調査によれば年間約472万トンに達しています。この問題の解決は単なるコスト削減だけでなく、エシカル消費の観点からも重要です。エシカル消費とは、地域社会や環境に配慮した消費行動であり、食品ロスを削減することもその一環とされています。
地域社会への影響と今後の展望
オリコとコークッキングの提携がもたらす影響は、単にビジネスの枠を超えています。地域の食文化を支え、雇用を創出し、さらには持続可能な社会を形成するための一歩となるでしょう。この新しい取り組みを通じて、食品ロスの問題解決に向けた意識が広がることを期待しています。
コークッキングは、「TABETE」を用いたイベントやワークショップも開催しており、地域の企業や消費者が一体となって食品ロス削減に取り組む機会を提供しています。オリコはこのような活動を積極的に支援し、これからも環境保護や社会的責任を果たしてくことで、企業としての存在意義を高めていく所存です。
オリコとコークッキングの協力によって、日本全体で食品ロス削減とエシカル消費が進むことが期待され、持続可能な未来を築くための重要な一歩となるでしょう。