InfobloxとGoogle Cloudの新たな提携
2025年4月10日、InfobloxはGoogle Cloudとの戦略的パートナーシップを発表しました。この提携により、企業のクラウド変革を加速し、ネットワークとセキュリティの運用を簡素化することを目指しています。
双方は、ハイブリッドおよびマルチクラウドのネットワークとサイバーセキュリティの課題に取り組むための新しいソリューションを発表しました。特に注目すべきは、InfobloxのUniversal DDI™がGoogle CloudのCloud WANと統合されたことです。このことによって、企業は高いパフォーマンスとシンプルさを兼ね備えた資源を活用できるようになりました。
Infoblox Universal DDI for Google Cloud WANの特長
Universal DDIは、DNS、DHCP、IPAMのサービスを提供する唯一無二のネットワークソリューションです。このソリューションは、GoogleのCross-Cloud Networkインフラストラクチャと組み合わせることで、企業ネットワークの変革を実現します。また、Google Cloudで提供される新しいDNS Armorは、Infobloxの技術を用いて悪質なアクティビティを効率的に検出します。これにより、Web上の脅威から企業のクラウドワークロードを守ることが可能となります。
企業にとっての意義
Infobloxの社長兼CEO、スコット・ハレル氏は、「Google Cloudとの提携は、我々のイノベーションへの取り組みと、クラウドネットワークとセキュリティを強化するという使命において重要なマイルストーンです」と語ります。この提携により、フォーチュン100社のほぼ全てで、重要なワークロードの管理が行われる見込みです。
さらに、Google Cloudのネットワーク担当VP、ムニンダー・シン・サンビ氏も「回復力があり安全なネットワークは、シームレスな接続とパフォーマンスを保証するために重要です。Infobloxとの統合は、我々のビジョンを実現するための大きな一歩です」とのコメントを寄せています。
効率的なオペレーションへの期待
今日の企業は、運用の効率化とセキュリティ強化の両立が求められています。Sabre Corporationのアルフレッド・ロドリゲス氏は、「InfobloxとGoogle Cloudの提携は、ネットワークとセキュリティの大きな飛躍を意味します」と述べ、両社の専門知識が統合されることで企業の俊敏性が向上すると期待されています。
最新の脅威からの保護
Google CloudのDNS Armorは、悪意のある活動を迅速に検出することで、企業に安心を提供します。これによりランサムウェアなどの脅威からの防御が強化され、リアルタイムでのDNS脅威ログによって早期の検出が可能になります。IDCのクリス・キッセル氏によると、このような先制的なアプローチは、複雑さを増さずに企業のインフラストラクチャを保護する新たな方法となるでしょう。
総まとめ
InfobloxとGoogle Cloudのパートナーシップは、企業の運用における課題を解決し、強固なネットワークセキュリティを提供することで、今後ますます重要になることでしょう。今後の動向に注目です。
詳細については、Infobloxの公式サイトを訪れてください。