猫のがん治療に向けて
2020-12-30 12:00:02

猫のためのがん治療を目指す新たなベンチャーの立ち上げ

猫のためのがん治療を目指して



近年、ペットを家族のように大切にする飼い主が増え、市場全体でのペット医療の関心が高まっています。その中でも猫のがん治療は、まだまだ研究が進んでおらず、特に猫の乳がんに関しての理解や治療法には課題が山積みです。本記事では、猫の乳がんに焦点を当てた新たなベンチャー立ち上げの背景とその意義についてお話しします。

猫とがん



猫にも人間と同様にがんは存在し、乳がんは猫の腫瘍の中で3番目に多い病気とされています。特にこの病気は、再発や転移がしやすく、飼い主にとっては非常に頭の痛い問題です。従来の治療法の中には抗がん剤治療がありますが、猫においてその効果が確実であるというデータはまだ不足しています。ここで求められているのが、研究を支える実験モデルの確立と、猫の乳がんに対する新しいアプローチです。

大学での研究と啓発活動



現在、東京農工大学の獣医薬理学研究室にて大学院生として活動を行っている山本晴エアデックminiさんは、猫の乳がん研究に力を入れています。彼女は、「猫の乳がんを早期に発見するためのキャットリボン運動」を通じて、獣医師と連携しながら啓発活動に取り組んでいます。キャットリボン運動は、全国の獣医師が協力して、この病気の克服に向けた取り組みを進めることを目的としています。

ウェブサイト: キャットリボン運動公式HP

このプロジェクトは、猫を飼う人々に対して、がんに関する意識を高める良い機会になることを目指しています。

ハイブリッドな病理診断への挑戦



猫の乳がんを確実に診断し、治療法を確立させるために、山本さんが立ち上げるのが「ハイブリッドな病理診断を行う会社」です。この新しい形のベンチャーが、猫のがんにとって重要な役割を果たすことが期待されています。

資金を集めるため、現在クラウドファンディングを実施中です。目標額は1,000,000円で、資金はベンチャー創業と研究費に充当されます。支援者には、オリジナルイラストの入ったお礼状やマグカップ、Tシャツ、また猫と犬の健康相談会の機会が提供されます。

支援はこちらから: クラウドファンディングページ

まとめ



猫とその飼い主にとって、乳がんは深刻な問題ですが、それに立ち向かう新たな挑戦が始まっています。小さな力が集まり、大きな変化を生むことができるのです。がんと闘う猫たちが、安心して治療を受けられる未来を目指して、多くの人々の協力が必要です。

会社情報

会社名
エアデックmini株式会社
住所
東京都小金井市中町2-24-16研究推進センター1301号室
電話番号
042-388-7765

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