介護現場の声を反映した洗身用具の進化
株式会社シリウスが開発した介護用洗身用具『switle BODY(スイトル ボディ)』が、未来モノづくり国際EXPO2024に出展される運びとなりました。この改良版『SWB-1000JP』は、実際の介護施設や医療機関から寄せられた意見を基に、ユーザーのニーズに応える形で進化を遂げています。
イベントの概要
このイベントは、2024年11月13日から15日、インテックス大阪にて開催されます。シリウスは、改良版洗身用具の詳細な体験を提供し、一般の来場者や業界関係者にその使い勝手や効果を直接伝える機会としています。
開催情報
- - 名称: 未来モノづくり国際EXPO 2024
- - 日程: 2024年11月13日(水)〜15日(金)
※最終日は16:00まで。
(大阪府大阪市住之江区南港北1丁目5−102)
洗身用具の改良点
1. ヘッド接触部の改良
改良版の最大の特徴は、利用者の安全性と快適性を向上させた点です。ヘッドのスポンジを約5mm厚くし、柔らかい感触を提供しつつ、吸水力も高めました。これにより、プラスチック部分が皮膚に触れるリスクを軽減し、要介護者の肌を守る設計となっています。
2. 湯温設定と噴射方法の最適化
利用者から寄せられた「湯温が感じにくい」という声に応え、噴射口の設計を見直しました。これにより、より肌に近い位置でお湯が噴射され、温かさを感じやすくなります。さらに、寒冷地域でも使用できるよう、湯温設定を38℃から45℃の範囲に変更しました。
3. 吸引機構の進化
吸引時に発生する風が湯温に影響を及ぼすとの懸念に対処するため、吸引方法と部品の改修を行いました。スポンジの留め具の穴を塞ぎ、風とお湯の接触を防ぎ、湯温の低下を抑える設計となっています。これにより、吸引量の最適化も図られ、使用した水の流れ落ちを防ぐ工夫もされています。
体験会の開催を予定
会期中、ブース内では改良版switle BODYを実際に体験することができ、利用者目線での新機能を実際に体感できる場となります。また、専用のスキンケア用化粧水の紹介も行い、介護用具とともに肌のケアの重要性を訴求します。
まとめ
介護用洗身用具『switle BODY』の改良版は、使用者の声を反映して、より安全で快適な体験を提供することを目指しています。未来モノづくり国際EXPO2024での出展を通じて、その魅力を多くの人に伝える機会を持つことが期待されます。今後の介護現場において、どのように影響を与えていくのか注目されることでしょう。