OPIE'21出展の概要
株式会社アルシスデータは、2021年6月30日から7月1日にかけて横浜のパシフィコで開催される展示会「OPIE'21」に出展します。本展示では、最新の光学技術の成果を広く紹介し、先進的な研究成果が生活に与える影響を考える機会としています。
研究背景
光の波動性が知られてから数世代が経過した今、光学技術は我々の日常生活に欠かせないものとなりました。しかし、技術の進展と共に、最適な分解能の獲得が常に課題として存在しています。この分解能の限界は、主に遮断周波数に依存しており、その克服が求められるようになりました。最近では、量子光学分野での研究が進展し、「量子測定理論」が注目を集めています。特に、従来の量子論で曖昧だった「測定」の概念を見直し、これに基づく理論が進展しています。
量子測定理論の適用
当社はこの「量子測定理論」の中でも、「アハラノフ弱測定理論」に特に注目し、光学機器への応用を進めています。この理論は、量子状態を破壊することなく測定を行えるため、様々な可能性を秘めています。
重要な仮説
我々は、以下の3つの仮説を追求しています:
1.
弱測定の定義
2.
弱値を取得する作用素の明確化
3.
弱値の物理的意義の確立
これらの仮説に対して独自の数式を導き出し、弱測定理論の光学機器への実用化を実現しました。これにより、従来の学問領域での限界を乗り越えつつあることが明らかになっています。
驚異的な成果
実験の結果、弱測定による光学像は、従来の技術に比べ、分解能において40倍以上の優位性を持つことが確認されました。この成果は、従来の技術では捉えられなかった微細な情報を提供する可能性を意味します。また、弱値を利用した測定から得られたスペクトルデータにより、分解能の限界の根本的な原因となる遮断周波数が解消されつつあることを示しています。この成果は、量子測定理論が実生活にも影響を及ぼす技術であることを示すものです。
展示内容
展示では、次の3つの分野での革新的なアイデアを紹介します:
- - 弱測定理論の光学機器への適用
- - 超高速デコンボリューション技術
- - 上記技術の応用開発
特に、世界初の「弱測定理論を基にしたカメラ実験データ」を展示し、訪問者に未体験の光学機器の可能性を体感していただく予定です。さらに、超高速デコンボリューション技術と顕微鏡関連製品も取り揃えていますので、ぜひお立ち寄りください。
開催概要
OPIE'21は、光学関連の最新技術を一堂に会する展示会であり、各社の技術革新や研究結果を見る貴重な機会です。以下の詳細をご確認ください:
- - 名称: OPIE '21
- - 主催: 一般社団法人 OPI協議会
- - 日時: 2021年6月30日(水)~7月1日(金) 午前10:00~午後5:00
- - 場所: パシフィコ横浜展示ホール/アネックスホール
- - ブース番号: J-33
この機会をお見逃しなく、最新の光学技術を目の前で体験してください。