全国商工会、特産品の販路開拓を目指す「buyer’s room 2025」商品募集開始
2025年の「buyer’s room(バイヤーズルーム)」11月の部がスタートし、特産品の募集が本格化しています。この企画は、全国商工会連合会が運営し、地域の資源や技術を活かした特産品の普及を目指し、中小・小規模事業者の販路開拓を支援するためのものです。
実施の背景
中小や小規模事業者は、「地域特産品を開発したものの、効果的なPRや販売チャネルが確立できない」という課題に直面しています。これを解決するために、商工会と連携して「buyer’s room」と呼ばれるビジネスマッチングの場を設けています。
この取り組みは、2020年度から始まり、これまでに1627件の新規商談が発生しました。新たなビジネスマッチングの機会を創出し、商品の付加価値を高めることが狙いです。
募集期間とスケジュール
商品応募の受付は2025年9月1日から9月30日まで行われ、詳細なスケジュールは以下の通りです:
- - 書類選考:2025年10月1日、2日
- - 選考結果通知:2025年10月3日
- - 審査会:2025年11月11日
- - 賞の発表:2025年12月中旬
「buyer’s room」とは
「buyer’s room」は、商品の開発や販路開拓に取り組む全国の中小・小規模事業者を対象に、商品やサービスの審査および商談の場を提供します。流通関係者と密接に連携し、参加事業者には移動の煩わしさもなく、販路拡大の絶好のチャンスを提供します。
審査会には約40名のバイヤー企業が集まり、試食等を通じて商品を評価します。その後、評価の高い商品には、特別賞や各種賞が授与され、流通機会が提供されます。
各種賞とPRの取り組み
授与される賞には、経済産業大臣賞や中小企業庁長官賞、金賞、銀賞、銅賞などがあります。特に、経済産業大臣賞は年間で1度の最高位の賞として全体の中から選ばれるため、非常に重要です。
受賞した商品は、バイヤーやシェフにPRされ、流通関係者とのネットワークを通じて広がりを見せるチャンスがあります。
成果と実績
過去の開催では、55件の商品の売上が100万円以上に達するなど、実績も着実に積み上げています。2020年から2025年にかけての売上効果は1億8,629万円以上という数字を記録しました。この成功により、さらなる参加意欲を高めています。
申し込み方法
参加を希望する事業者は、全国商工会連合会の公式サイトから申し込むことができます。ただし、申し込みにはアカウント登録が必要です。興味のある事業者は、早めのご登録をお勧めします。
まとめ
「buyer’s room 2025」は、中小・小規模事業者の特産品を広めるための貴重なチャンスです。地域の魅力を競い合い、新しい流通の道を切り拓くため、ぜひご参加ください。