国宝 東寺展
2019-02-25 10:59:45
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」が東京で開幕!15体の仏像が一堂に
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」の魅力
東京国立博物館にて、特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」の開催が近づいています。この展覧会では、空海に関連する数々の名宝や、東寺が誇る文化遺産の数々を紹介します。空海が作り上げた曼荼羅の世界を体験できる貴重な機会です。
本展では、東寺講堂に安置された21体の立体曼荼羅の中から、国宝11体と重要文化財4体を含む15体の仏像が展示されることになります。さらに、彫刻や絵画、書跡、工芸品など、密教美術のトップクラスが集結することも注目です。特に、五大虚空蔵菩薩坐像に関しては、全ての体が揃うのは初めてのこととなります。
五大虚空蔵菩薩坐像の特別出品
五大虚空蔵菩薩は、五つの知恵を持つとされ、特異な形式で表現された仏像です。今回展示される5体は、それぞれ獅子、象、馬、孔雀、そしてインド神話に登場する鳥に基づいています。この形態は大変珍しく、製作当時の姿を今に伝える貴重な作例として注目されます。
真言七祖像の展示
さらに、空海が唐から持ち帰った真言密教の創始者たちの像も展示されます。国宝「真言七祖像」には、金剛智、善無畏、不空、恵果、一行の5人と、空海の指導によって新たに制作された龍猛、龍智の2体が含まれています。この法脈を示す至宝が一堂に展示される貴重な機会は、さておき見逃せません。
佐々木蔵之介さんの音声ガイド
音声ガイドのナビゲーターには、俳優の佐々木蔵之介さんが起用されました。京都出身の彼は東寺との繋がりが深く、学生時代には東寺の境内を通って通学をしていたと言います。佐々木さんは音声ガイドを通じて、展示品や空海の教え、仏像曼荼羅の魅力について観覧者に伝えます。
「曼荼羅は密教の世界観を視覚的に表現したもので、感じ取ってもらうことが大切です」と佐々木さんは述べています。音声ガイドを利用し、作品について更なる理解を得ることで、展示をより一層楽しむことができるでしょう。
展覧会の詳細
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」は、東京国立博物館にて、2019年3月26日から6月2日まで開催されます。会期中の金曜日と土曜日は、21時まで開館しているため、夜間の訪問も可能です。前売り券は一般1,400円、大学生1,000円、高校生700円で、3月25日まで販売されています。詳細は公式サイトをご確認ください。
仏教美術に興味がある方や、空海に関心がある方々には、特におすすめの展示会です。今回の展覧会を通じて、空海の教えとその文化がどのように広がり、今に至るのかを深く体感してください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社NHKプロモーション
- 住所
- 東京都渋谷区神山町5-5
- 電話番号
-
03-5790-6420