ベルトラがプリンセス・クルーズの販売を開始
ベルトラ株式会社は、クルーズ旅行のオンライン予約サービス『VELTRAクルーズ』において、プリンセス・クルーズの販売を10月23日から開始します。この新たな提携により、クルーズ愛好者だけでなく、初めて利用する人々にも新しい旅のスタイルを提案。日本国内のクルーズ市場の拡大に向けて一歩を踏み出しました。
提携の背景と期待される効果
ベルトラは、現地体験型アクティビティを専門にした予約サイトを運営しており、今回の提携を通じて、世界最大級のクルーズ会社であるプリンセス・クルーズの商品をワンストップで予約できるようになります。プリンセス・クルーズはアジアを中心に多くの航路を提供し、日本でも人気が高いブランドです。これにより、両社のシステムを直接結びつけたことで、リアルタイムで在庫や価格情報が更新され、よりスムーズな予約体験が可能となります。
日本のクルーズ人口の現状
国土交通省のデータによると、現在、日本のクルーズ市場には課題が存在します。日本人のクルーズ人口は2024年時点で約22.4万人に過ぎず、世界のクルーズ人口は3,400万人を超える中で、依然として非常に低い数字です。しかし、2023年から2030年までに、日本人のクルーズ人口を100万人に増加させる目標が掲げられています。この目標の達成を目指すことで、観光立国日本としての地位を確立し、新たな海事産業の育成に繋がることが期待されています。
充実したクルーズ航路と特色
『VELTRAクルーズ』では、約9,000のリアルタイム予約可能な航路を提供することで、日本国内のオンラインクルーズ予約サイトとして最大級の規模を誇ります。旅行者は多様な選択肢から、自分にあったコースを見つけることができます。
例えば、『ダイヤモンド・プリンセスGWに航く!南国リゾート沖縄・台湾クルーズ 10日間』といった魅力的な商品もあります。価格は199,000円からとなっており、幅広い層の方々が手に取りやすいプランを用意しています。
コメントと展望
プリンセス・クルーズの代表取締役社長、堀川悟氏は、「今回の提携により、クルーズ旅行の魅力をより多くの方に知ってもらえる良い機会だ」とコメント。また、ベルトラの二木渉社長も、「クルーズはお得な旅行スタイルであり、アジア市場においてその魅力をしっかりと伝えていきたい」と意気込んでいます。
旅行体験の新しい形を提供
この提携を通じて、クルーズ旅行の新たなスタンダードを築き、より多くの旅行者に「洋上の非日常」を体験してもらうことが目指されています。クルーズはただの移動手段ではなく、あらゆる世代に素敵な思い出を提供する旅のスタイルなのです。
日本国内におけるクルーズ旅行の普及と、観光立国としての発展のために、今後の『VELTRAクルーズ』の展開から目が離せません。