株式会社SpaceGrabが挑むロボティクス事業
近年、インフラの老朽化が進行する日本において、株式会社SpaceGrabがロボティクス事業を本格始動すると発表しました。加速する経済活動の中、プラント施設や工場での安全性や効率性を確保する必要性が高まる中、ロボティクス技術に期待が寄せられています。
スマート保安への移行が求められる背景
プラントや工場では、人手による点検作業や維持管理は効率的とは言えません。特に、高度成長期後に整備された施設が多く、老朽化の進行が顕著です。また、維持管理に必要な人員が不足しているという問題も抱えています。 これに応え、市場は点検作業の自動化や遠隔での監視を可能にする「スマート保安」への移行が求められています。
経済産業省も「スマート保安」を推進しており、社会としての期待も高まっています。この背景を受け、SpaceGrabはロボティクス事業を立ち上げることを決定しました。
SpaceGrabのロボティクス事業の特長
SpaceGrabでは、最新のロボティクス技術を利用した自社開発のソフトウェアと、ドローンやロボットを駆使して点検業務を行います。これにより、従来ではアクセスできなかった危険な区域や詳細なモニタリングが可能になり、人間の目では捉えられない情報も収集できます。
このシステムを導入することで、作業員の労働環境が改善され、安全性の向上にも寄与します。また、AIを利用して異常を早期に発見し、予防保全を進めることで、効率的な設備運用が実現できます。結果的に、維持管理にかかるコストを削減し、経営効率を改善することが可能なのです。
サービスの具体的提供内容
SpaceGrabのロボティクス事業では、まずロボットやドローンの販売および導入支援が行われます。お客様のニーズに合わせた最適な機器を選定し、点検ルートの選定やスケジュール構築など、導入全般をサポートします。また、自社独自のソフトウェアは、誰でも扱いやすいユーザーインターフェースを採用しており、操作は直感的でわかりやすい設計となっています。このソフトウェアは、エナジーロボティクス社との提携により、追加の機能やサポートを受けることも可能です。
未来に向けた展望
今後、SpaceGrabはロボティクス事業を展開しながら、送電線の清掃や点検、保険DXなど、さらに幅広いサービスの開発を計画しています。また、国内外の発電所やプラントに対してもサービスを拡大し、グローバルな展開を目指します。3D測量技術とロボティクスによる新たな市場で、SpaceGrabは社会インフラの持続可能な発展に寄与し続けるでしょう。
会社情報
株式会社SpaceGrabは、安全で持続可能な社会インフラの構築をビジョンに掲げ、3次元計測事業やロボティクス事業、システム開発事業に取り組んでいます。今後も技術の向上を目指し、イノベーションを追求してまいります。
- - 会社名:株式会社SpaceGrab
- - 代表者:山口 寛
- - 所在地:兵庫県尼崎市東七松町2丁目2番10号
- - 設立:2019年4月
- - URL:SpaceGrab公式サイト