フェリシモ基金活動、34年間で32億円を超える支援
フェリシモの基金活動が2025年2月期の報告を発表し、累計で32億円を超える支援が実現したことが明らかになりました。1990年に開始したこの活動は、生活者が気軽に参加できる仕組みを通じて持続可能な社会の実現を目指しています。
活動の背景と目的
フェリシモは、「ともにしあわせになるしあわせ」という理念を掲げ、永続的にしあわせな社会の実現に向けて取り組んでいます。この基金活動は、消費者からの支援を受け入れ、環境保全、教育、健康、自立、文化継承、動物との共生、災害復興といった多岐にわたる分野を支援しています。
最新の活動報告
2025年2月期の活動報告によると、基金に寄せられた総額は143,967,557円で、国内外のNPO団体への寄付総額は108,534,288円に達しました。この活動には、前年を上回る236万人以上が参加しており、社会的な認知度も高まっていることがわかります。
特に注目されるのは、「フェリシモの森基金」と「フェリシモの猫基金」です。森基金は、未来の子どもたちのために緑豊かな社会を築くことを目指しており、毎月100円の支援が集まり、全国各地での森づくりに使われています。また、猫基金は、動物愛護団体への支援を行い、保護動物の里親探しや医療支援に役立てられています。
寄付先とプロジェクト
寄付先には、教育、健康、環境など多様なプロジェクトが含まれており、特に教育支援は65ヵ国で308件のプロジェクトに資金を提供しています。これにより、多くの子どもたちが教育を受ける機会を得ており、自立への道を歩んでいます。
最近では、「もしもしも防災基金」が注目を集めており、自然災害に備えた支援を行っています。このように、フェリシモの基金活動は単なる寄付を超え、参加者が自らしあわせを創り出すプロセスを支援しています。
参加者の声
基金活動に参加している消費者からは、「自分の買い物が社会貢献につながることに喜びを感じる」といった声が聞かれています。このように、フェリシモは消費者に対しても特別な価値を提供しています。
まとめ
34年間にわたるフェリシモの基金活動は、金銭的な支援だけでなく、社会的な意識向上にも寄与していることが明らかになりました。今後もこの取り組みが多くの人々に支持され、さらなる発展を遂げることを期待しています。参加者は、買い物を通じてしあわせを共有し、持続可能な社会の実現に向けて小さな一歩を踏み出しています。
現在、フェリシモは60周年を迎え、今後も「ともにしあわせになるしあわせ」の理念のもと、多様な社会貢献活動を展開していくことでしょう。