商船三井が船員向けウェルビーイング支援プログラムを導入

商船三井の新しい取り組み「OceanCare」



株式会社商船三井が新たに導入したウェルビーイング支援プログラム「OceanCare」は、2025年5月1日より始まります。世界中の同社運航船で勤務する船員とその家族を対象にしたこのプログラムの目的は、利用しやすく秘匿性の高いメンタルヘルス支援サービスの提供です。

船員たちは、海上での業務に従事するため、しばしば家族や家庭から長期間離れることになり、それにより孤独感やストレスといった特有の課題に直面することがあります。本プログラムは、そのような課題に対処するため、160年以上の船員支援の経験を持つ英国の海事慈善団体「The Mission to Seafarers(MtS)」との協業の下、展開されます。

専任のウェルフェアオフィサーを配置し、専門的なカウンセリングサービスや女性船員向けの特別な支援、さらにウェルビーイングに関するトレーニングセッションを通じて、個別のケアを適切なタイミングで提供します。このように細やかで包括的なサポートにより、船員一人ひとりの健康状態を向上させることを目指しています。

商船三井は、グループ経営計画「BLUE ACTION 2035」に掲げるサステナビリティ課題、すなわち「Safety & Value-安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供」と「Human & Community- 人の活躍と地域社会の発展」に沿った形で本プログラムを位置付けています。これにより安全で多様性に富んだ労働環境を推進することが期待されており、企業文化の強化も図られます。

「OceanCare」と名づけられたこのプログラムには、船員に対するより強力なケアを実現し、身体的な安全と精神的ウェルビーイングの両面を重視する文化をより深めていこうという商船三井の強い意志が込められています。

今後、商船三井はこの取り組みを通じて船員の労働環境をさらに改善し、長期間の海上勤務による孤独感やストレスの軽減に向けた具体的な施策を展開していく予定です。船員とその家族が共に安心して生活できる環境を整えていくことが、企業としての社会的責任の一環だと位置付けられています。

船員の生活の質を向上させるために、商船三井は今後も様々なサポートを強化していく方針です。これにより、船員たちが自分自身と向き合い、健全なメンタルを維持できるような取り組みを推進し、さらに良好な労働環境を整える道筋をつけていくでしょう。

会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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