横浜シティ・エア・ターミナルにSDGsロッカーが設置
横浜市とヨコハマSDGsデザインセンターは、持続可能な開発目標(SDGs)の普及とCO₂排出削減、さらには食品ロスの削減に向けた取り組みを進めています。最近、横浜シティ・エア・ターミナル「YCAT」に新しく設置されたSDGsロッカーは、これらの目標を実現するための重要なステップです。
このロッカーは、消費期限内でありながら廃棄される運命にある、専門店のパンなどをお得に購入できる特設エリア。市内で8台目となるこのSDGsロッカーの設置により、年間で約2.0トンの廃棄物を削減することが見込まれています。
SDGsロッカーの概要
- - 開始日:2025年6月2日(月)
- - 設置場所:横浜シティ・エア・ターミナル「YCAT」第1ロビー
- - 住所:横浜市西区高島2-19-12 スカイビル1F
- - 食品販売者:上町カフェ
- - 販売時間:午前4時30分から翌午前1時まで(ロビー開館中)
- - 搬入時間:午前6時頃および午後6時頃
- - 販売品目:菓子パン、食事パン等(約30%OFF)
- - ロッカー設置者:株式会社アルファロッカーシステム
このロッカーは、横浜市内の他の施設でも展開されており、具体的には横浜市庁舎、関内駅、聖マリアンナ医科大学、横浜西部病院などでも利用可能です。
株式会社アルファロッカーシステムについて
1964年に日本初のコインロッカーを製造・販売したアルファロッカーシステムは、荷物の一時預かりや商品の受け渡しに関するストレスを軽減することを目指しています。人々が快適に物を移動できる環境を整えることを使命としており、2023年には創業100周年を迎えました。
詳細はこちら
ホームページで見るYCATの魅力
YCATは、横浜駅の東口から徒歩わずか3分の距離に位置するバスターミナルで、成田・羽田空港行きのリムジンバスや、全国各地への高速バスが発着します。新しいSDGsロッカーの導入は、YCATの利便性をさらに高める試みでもあります。
詳細はこちら
上町カフェとロッカー設置の意義
上町カフェは、三ツ沢上町駅から徒歩2分の距離にあり、2019年にオープンした地元で人気のパン屋です。特に子どもたちに人気の動物パンをはじめとする多彩なメニューを提供しています。カフェも併設されており、訪れる人々はゆったりとした時間を楽しむことができます。この度、上町カフェがSDGsロッカーに参加することで、販売しきれなかったパンの問題解決だけでなく、多くの人にその美味しさを知ってもらう機会にもなります。
フードロス削減と持続可能な未来
SDGsロッカーの設置は、フードロスの削減に向けた実践の一環として注目されます。廃棄されるパンが新たな価値を生み出し、地域経済の活性化にも寄与するでしょう。
環境への配慮が求められる現代において、横浜市の取り組みは他の地域の模範ともなり得るでしょう。市民の皆さんがSDGsや持続可能性についての理解を深め、実際の行動につながることを期待しています。